ヘンダーソンの豪快な本塁打、アメリカ代表の采配的中

6:07 AM UTC

アメリカ2―1ドミニカ共和国】マイアミ/ローンデポパーク、3月15日(日本時間16日)

アメリカ代表の豪華な内野陣は、理論上はどの監督もうらやむほど層が厚い。

実際には、アメリカのマーク・デローサ監督(51)は毎日一流選手をベンチに置かなければならない。多くの場合、控えに回ったのはガナー・ヘンダーソン(24)だった。走攻守そろったボビー・ウィットJr.(25)や2度のワールドシリーズ制覇を経験しているアレックス・ブレグマン(31)がいるため、出場機会が限られていた。

しかし、オリオールズのヘンダーソンはドミニカ共和国との準決勝で起用されると同点本塁打を放ち、2−1の勝利に貢献した。アメリカは3大会連続のワールドベースボールクラシック(WBC)決勝進出を決めた。

強豪ドミニカ共和国を倒すための一発勝負でどの監督も起用するであろうアメリカ代表のベストメンバーに通常ヘンダーソンは含まれていなかった。

一つ、理由があった。ドミニカ共和国の先発、ベテラン右腕のルイス・セベリーノ投手(32)に対し、ヘンダーソンはレギュラーシーズンで9度対戦している。少ない対戦数ながら、単打5本、二塁打1本、本塁打1本の計7安打を記録。この相性の良さが、ブレグマンに代わって24歳のヘンダーソンが三塁で先発出場する決め手となった。

デローサ監督は同日の取材に対し「相性を重視した。ヘンダーソンはセベリーノに対して数字を残している」と語った。

ヘンダーソンは四回、セベリーノから飛距離400フィート(約122メートル)の本塁打を放った。1死後、アンソニーも中堅へソロ本塁打を放ち、アメリカが2−1と勝ち越した。このリードを最後まで守り切った。デローサ監督にとっては大きな賭けだったが、采配が的中した。