エンゼルスは、レイズとのトレードでジョシュ・ロウを獲得し、メジャーで実績があり再起を期す候補をまた1人加えた。だが、人員過多の外野陣にロウをどう組み込むか考えなければならない。
レッズを含む3球団間のトレードで、左腕リリーバーのブロック・バーク、マイナー投手のクリス・クラークとの交換で加入したロウは、23年にブレークしたが、昨季は打撃不振に苦しんだ。
過去3年は主に右翼を守ってきたが、通算で中堅として25試合、左翼として29試合に出場している。
ミナシアンGMはトレード後、ロウが中堅の構想に入る可能性があると述べたが、最終的な決定はカート・スズキ監督に委ねられる。エンゼルスの両翼にはマイク・トラウト、ジョー・アデル、ホルヘ・ソレア、マシュー・ルゴら右打者が揃っており、左打者のロウは打線のバランスをもたらす。
ミナシアンGMは、アデルとトラウトが中堅を守る機会もあると示唆した。ブライス・テオドシオは守備面でトップレベルの中堅手(OAA=平均的な野手と比べてどれだけアウトを奪ったかを示す指標で+10)であることを証明したが、メジャーでは打撃で結果を残せていない(通算OPS .523)。1月7日にジャイアンツから獲得した左打ちのウェイド・メックラーは中堅の経験があるが、20試合で打率.232、二塁打1本だった23年以来、メジャーでの出場はない。
「どうなるか見てみよう」ミナシアンGMは言った。
「もちろん、実際に(ロウを)見て、スプリングトレーニングで確認することになる。打順は『ズク』(スズキ監督)が決めることだ。(ロウは)マイナー時代に中堅を守っていた。過去に少し中堅を守ったこともあるし、右翼も左翼も経験がある。だから、どの位置にいるか、どうフィットするかを見極めるつもりだ」
27歳のロウは依然として足が速く、スタットキャストによるスプリントスピードは上位33%に位置する。だが、上位21%だった24年、上位15%だった23年からは数字を落とした。24年と25年には右脇腹を痛め、1カ月以上離脱した。
ロウは右翼守備でも高い評価を得られず、守備範囲(OAA -4)は下位16%だったが、強肩ではある。エンゼルスは、右脇腹の負傷さえ克服できれば、23年に近いパフォーマンスを発揮できると期待している。23年は135試合に出場し、打率.292、出塁率.335、長打率.500(OPS .835)、20本塁打、33二塁打、83打点。昨季は108試合で打率.220、出塁率.283、長打率.366(OPS .649)、11本塁打、40打点と成績を落とした。
4年間のキャリアでロウの最大の課題は、左投手への対応だ。対左投手は通算288打席で打率.181、出塁率.240、長打率.264(OPS .504)にとどまる。一方、右投手に対しては通算1235打席で打率.266、出塁率.322、長打率.450(OPS .772)と、はるかにまともな数字を残している。
エンゼルス打線には左打者が不足しているため、ロウはテオドシオと併用される可能性がある。これにより、トラウトとアデルをレギュラーとしてラインナップに残し、トラウトはソレアとDHの時間を分け合うことができる。だがミナシアンGMは、ロウに左投手との対戦機会を与える可能性を否定しなかった。
「選手を評価する際、いくつか際立つ点があった。左投手に対しては素晴らしい成績ではない。ただ、多くの機会を与えられてきたわけでもない。だから、これも実際に合流してから、スタッフと監督が判断する問題になる。しかし才能ある選手の場合、同タイプの投手に対応できるようになるには、経験と出場機会が必要なだけのこともある」
メジャー40人枠に7人の外野手がいるにもかかわらず、ミナシアンGMはそのグループへの追加に前向きだ。もっとも、優先順位は高くはない。2月10日のバッテリー集合日まで3週間、エンゼルスは依然として今オフ、先発投手、内野手、そして場合によっては救援投手の補強を目指している。
「今回の補強を含め、現状には満足しているが、常にアップグレードを模索している」ミナシアンGMは語った。
「だから、あらゆる可能性を排除しない。だが、ジョシュに加え、テオ、ジョー、マイク、ホルヘと、経験豊富で実績もあり、異なるポジションを守れる選手たちがそろっている。だから繰り返しになるが、全員の状態や状況、市場に誰がいるかを見ていく。何が飛び込んでくるかは分からない。オフシーズンの間、状況は刻々と変化するものだ」
