カブス、救援ハービーと契約合意(関係者取材)

December 27th, 2025

カブスは27日(日本時間28日)、救援右腕ハンター・ハービーとの契約に合意した。身体検査を残している。MLB.comのジョーダン・バスティアン記者が伝えた。球団はまだ契約を正式発表していない。

31歳のハービーは、24年もケガに苦しんだ後、2025年シーズンの大半を負傷者リスト(IL)で過ごした。4月に右大円筋(右肩の背中側)、8月に右内転筋(太ももの内側)を痛め、今季はロイヤルズではわずか12試合の登板にとどまった。だが登板した際は非常に効果的で、10回2/3を投げて被安打6、11三振、防御率0.00だった。

ハービーは平均約96マイル(約154キロ)のフォーシームを含む4球種を操り、これを主な決め球とした。スプリット、カーブ、スライダーも投げる。

メジャー7年目のベテランで、オリオールズ、ナショナルズ、ロイヤルズを渡り歩き、通算では185回を投げて10勝11敗、防御率3.11、201三振を記録している。

主力が数名抜けた後のリリーフ投手陣は課題でハービー獲得はカブスにとって、少なくとも部分的な解決策となる最新の動きだ。球団は11月に右腕フィル・メイトンと3年目の球団オプション(球団に契約延長権)付き2年契約を結び、今月初めには左腕ケイレブ・シールバーと1年契約で再契約した。

昨季92勝を挙げたチームの終盤で主力だったブラッド・ケラー、ドリュー・ポメランツ、アンドリュー・キトレッジの3人は、もはやチームにいない。キトレッジは今オフ初めにオリオールズへトレードされ、ケラーはフィリーズと契約、ポメランツはエンゼルスと合意した。