イスラエルがオランダに勝利、両国とも敗退も確かな手応え

3:56 AM UTC

イスラエル代表は、2026年ワールドベースボールクラシックでもう一度「ハバ・ナギラ(ユダヤ教徒の民謡)」を流すことになった。

イスラエルは10日(日本時間11日)、ローンデポパークで行われたプール最終戦でオランダに6−2で勝利。有終の美を飾った。

六回、ジェイク・ゲロフとマット・マービスの2点タイムリー二塁打で5得点し、リードを奪った。この大一番の場面で、スタジアムには祝賀ムードのユダヤ民謡が鳴り響いた。

「イスラエルのTシャツを着たり、イスラエル国旗を持ったりする人たちがいる。スコアボードには全てが映し出されていた。もっと多くの選手がイスラエル代表としてプレーすることに興味を持ってくれることを願っている。このような大きな大会でイスラエルのチームが野球の試合に勝つたびに、本当に力になる」とイスラエルのブラッド・オースマス監督は言う。

イスラエルの選手たちも同じように感じている。

「イスラエル代表でプレーすることは、ずっと夢だった。WBCに出場できること、胸に『イスラエル』の文字を刻むことができることは、単にキャリアの到達点を示すだけでなく、自分がどのように育てられたか、両親、家族、そして伝統を象徴するものでもある」

2回無失点、5三振と好投したハリソン・コーエン(ヤンキースの27位有望株)は語った。

イスラエルとオランダはこの試合開始時点で既にプールD敗退が決まっていた。準々決勝に進出するのはドミニカ共和国とベネズエラだ。

しかし、イスラエルは少なくとも前回大会から成績を伸ばし、オランダに勝利して2勝2敗でシーズンを終えた。2023年には、イスラエルは1勝3敗で敗退している。

「数年に一度カレンダーでこの予定を見て、丸をつける。兄と私もカレンダーに丸をつけた。兄は(前回大会に)出場できたし、今度は私も出場できる。イスラエル代表としてプレーする場所で、このスポーツがもっと発展していくことを常に楽しみにしている」と殊勲打のゲロフは語る。ジェイクの兄であるザック・ゲロフ(アスレチックス)もかつてイスラエル代表としてプレーした経験がある。

そしてオランダは少なくとも、同国のワールドベースボールクラシックの歴史に名を残す伝説の選手を再び呼び戻すことができた。

オランダの投手シャイロン・マーティスが二回にマウンドに上がり、オランダのダグアウトにいるチームメートからスタンディングオベーションを受けた。

なぜか?

38歳のマーティスは、これまで6回のワールドベースボールクラシックのうち5回に出場している。2026年大会での初登板は、歴史的な出来事だった。

マーティスは最多出場記録を並べた。マーティス、ベネズエラのミゲル・カブレラ、キューバのアルフレド・デスパイネの3人はクラシックに5回出場した唯一の選手だ。

「今日は彼にとって、いつも通りのプレーを披露するのに最適な日だった。彼を本当に誇りに思う。彼のキャリアは、若い頃にメジャーリーグに昇格し、その後も諦めずに努力を続け、独立リーグを経て、今はオランダ代表として活躍している。彼を本当に誇りに思う。彼が出場し、活躍してくれたことを本当にうれしく思う」とオランダのアンドリュー・ジョーンズ監督は語った。

マーティスは、輝かしい国際試合でのキャリアの最後となるかもしれないワールドベースボールクラシックの試合で素晴らしい活躍を見せた。イスラエル戦では3回1/3を無失点に抑え、わずか1安打、2三振を記録した。

「彼はブルドッグだ(闘争心がる、という例え)。投球の仕方を知っている。もちろん、20年前のような力はないが、それでも調子は維持している。投球の仕方を知っている。球種を操る術も知っている」とジョーンズ監督は称賛。

マーティスは、2006年、2013年、2017年、2023年、そして2026年のそれぞれの大会でオランダ代表として活躍した。さらに、2006年の第1回大会では、パナマ相手に7イニングを投げ、短縮「ノーヒットノーラン」を達成した(公式のノーヒットノーランは9イニング以上の投球が必要)。これは、ワールドベースボールクラシック史上わずか2試合しかないノーヒットノーランのうちの1試合だ。

かつて強豪チームの一つだったオランダは、今大会では1勝3敗に終わり、2大会連続でプール戦敗退となった。それでもオランダは、ニカラグアに勝利してプール最下位を回避し、イスラエルと同様に次回大会の出場権を獲得した。