【試合レビュー】課題の立ち上がりに得点、パドレススイープ回避

June 17th, 2026

パドレス6-1カージナルス】セントルイス/ブッシュスタジアム、6月17日(日本時間18日)

序盤に得点することで、試合を有利に進めることができる。ここ2戦、最初の4イニングで合計24打数無安打に終わっていたパドレス打線だが、この日は初回からリードを奪った。

「先に得点したチームが間違いなく有利になる。今年は初回にかなり苦しんできた。だから初回に点を取れると、ダグアウトの雰囲気は本当に良くなる」とクレイグ・スタメン監督は語った。

この勝利でパドレスはスイープを回避。3シリーズ連続の遠征の最終地、テキサスへ向かう。

マウンドでは、ブラッドグリー・ロドリゲスがオープナーを務め、その後に登板したグリフィン・キャニングが今季屈指の投球を見せた。キャニングが1失点に抑えた登板は今季3度目で、イニングは4回1/3にとどまったものの、パドレスの一員として初勝利を手にした。

「きょうはゾーンをうまく攻められてたと思う。チームが勝つチャンスを作ることが自分の仕事。それからブルペンも自分たちの仕事を果たして、打線が大きな得点を挙げてくれた」とキャニングは語った。

犠牲フライで先制点を挙げていたマニー・マチャドが四回に二塁打を放ち、ザンダー・ボガーツの適時打につなげた。さらに五回には強風を味方につけ、相手のミスを引き起こした。フェルナンド・タティスJr.の中堅へのライナーに対してネイサン・チャーチが目測を誤り、本来ならアウトになり得た打球が適時二塁打となり、貴重な追加点につながった。

パドレスは最初の4イニングで6人が出塁。七回までカージナルスのブルペンを引きずり出すことはできなかったが、その時点ですでに自軍のブルペンのためにリードを築いていた。九回にタティスが適時打を放ち、ジャクソン・メリルが2ランを叩き込んだことで、展開はいっそう楽になった。

「フェアだと分かっていた」と、リプレー検証が行われた本塁打について、メリルは笑いながら語った。

「もしファウルと判定されていたら、退場になっていたかもしれないね」

スタメン監督はこう続けた。

「あの2人が同時に乗ってくれば、得点は生まれる。それこそ、われわれに少し足りていなかったものだ。打つことはできていたが、得点につなげることができていなかった。あの2人の状態が上がり、彼らが本来得意とするああいう場面で打てるようになれば、打線にとって非常に良い兆しだ」

メイソン・ミラーが忌引リスト入りしたことに伴い、このシリーズから昇格した左腕カイル・ハートは、カージナルスが犯した2つ目のミスの恩恵を受けた。六回にキャニングがウィンに四球を与えた場面でマウンドに上がった。左打者クルックスに代わってベラスケスが代打で打席に入った。しかしウィンのリードが大きくなった瞬間を見逃さず、ハートがけん制で刺した。その後、ベラスケスを三振に仕留め、ピンチを脱した。

「ハートは走塁を非常にうまくコントロールする力がある。走者の動きを読んでいて、その走者が動けば、けん制の動きに入れる。あれは非常に大きなプレーだった」

ジェイソン・アダムが八回を無失点に抑え、最後はエイドリアン・モレホンが締めくくった。

19日(日本時間20日)から始まるレンジャーズとのシリーズでも、この日の序盤と終盤に生まれた攻撃の勢いを持ち込めるかどうかが大きな鍵になる。このシリーズ最初の2試合では、序盤からリードを許し、劣勢のまま試合を進めるしかなかった。しかし、この日は、最初の4イニングで14打数5安打、1四球、2得点。早い段階でリードを奪った。

派手な九回の攻撃は勝利に花を添えたが、そこに至るまでの試合運びが重要。この日のように、有利な試合展開を長く続けることが理想だ。

「毎試合、早くリードを奪うことが自分たちの目標だから、それができないと苦しくなることもある。この2日間の後で、今日はよく立て直せた」とメリルは語った。