100マイル(161㌔)超え連発のミジオロウスキー「それが自分の仕事。強く投げるだけだ」

1:30 AM UTC

カージナルス1−5ブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、5月25日(日本時間26日)

ジェイコブ・ミジオロウスキー(24)の105マイル(約169.0キロ)クラブ入りという誓いは、次回の登板までお預けとなった。

7回2安打1失点、12三振で5月は4連勝とし、5勝目(2敗)を挙げた。

パワーピッチングの記録を塗り替え続ける投球は、103マイル(約165.8キロ)で十分すぎた。

この大型右腕は一回に前代未聞となる8度、103マイル以上を記録し、この日は3桁(100マイル=約160.9キロ)に57度到達した。これは2008年に投球トラッキング時代が始まって以来、他のどの投手よりも10度多い。

ミジオロウスキーは自己最多タイとなる12三振を記録し、今季メジャーで最初に100奪三振に到達した投手となった。六回まで安打を許さず、そこでついに、まばゆい輝きを放っていた5月で初めてとなる失点を喫した。

七回に96球目にして最後の投球で空振り三振を奪い、必見の11先発を終えて防御率1.83に下げると、ミジオロウスキーは大きく息を吐き出し、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の試合で集まった3万5695人のファンからスタンディングオベーションを浴びた。

特に感銘を受けていない様子だったのは、ミジオロウスキー本人だけだった。

「それが自分の仕事だ。強く投げることだ」

クリスチャン・イェリッチ(34)の2ランでなどで3点を先制。そして、ミジオロウスキーが試合を支配した。先頭打者に四球を与えた後、10個の三振を奪いながら続く15打者を連続で打ち取り、五回までに直近4先発で3度目となる2ケタ奪三振を記録した。その五回には、三塁手のルイス・レンヒーフォ(29)がファインプレーを見せ、ノーヒットノーランへの挑戦を六回へと続けた。

カージナルスはその六回、ミジオロウスキーに対してついに反撃の糸口をつかんだ。ペドロ・パヘス(27)が右翼への浅い単打を放ち、最終的にイバン・ヘレラ(25)のゴロの間に生還。これにより、ミジオロウスキーの無失点記録は29回1/3で途切れた。

5月の最初の5先発で築き上げたこの数字は、ブルワーズの球団史上、先発投手として単一シーズンで3番目に長い無失点記録となった。フレディ・ペラルタ(29)が昨季記録した30回と、ア・リーグ記録となる開幕13連勝で始まり、ポール・モリターの39試合連続安打も生まれた1987年の「チーム・ストリーク」において、テディ・イゲーラが樹立した球団記録の32回無失点に次ぐ長さだ。

「本当に素晴らしい」とブルワーズのパット・マーフィー監督(67)は語った。「それに、ただ球を投げているのではない。投球術を駆使している。懸命に取り組んできた。自らつかみ取った成果だ」と若きエース右腕をたたえた。

昨年6月のメジャーデビュー戦で5回以上無安打に抑え込まれたカージナルスのような対戦相手にとって脅威は、ミジオロウスキーが先発登板の度に力強さを増しているように見えることだ。

「目の前で起きているから、信じ始めるようになる」とブルワーズのメジャーリーグ投手コーディネーターを務めるジム・ヘンダーソン氏(43)は語った。「シーズン開幕から2、3週間後、先発間のブルペン投球で99マイル(約159.3キロ)に達していた。『なんてこった』という感じだった」と著しい成長に目を見張った。

すべては下半身から始まった。ミジオロウスキーは冬の間、下半身の筋力強化に集中して取り組み、コーチ陣は大きなサイズのジーンズに買い替える必要があるのではないかと冗談を言っていた。

結局、それは冗談ではなかった。

「確実にそうだった。2サイズアップだ」とヘンダーソン氏は明かした。

ミジオロウスキーは「オフシーズンにはその点(下半身強化)に集中して取り組み、結果としてより良い状態に仕上がったと思う。力強さは増しているが、クレイジーなほどではない」と語った。

クレイジーなほどではない? ミジオロウスキーは、2008年に各球場で投球速度を正確に追跡できるよう標準化されて以来、先発投手としてこれまで誰も目にしていない偉業をやってのけている。

球速(マイル)の基準をどこに設定しても、それは事実だ。

・これまでの自身のメジャーでのどの登板よりも、100マイル(約160.9キロ)以上の投球を14球多く投げ、投球トラッキング時代における他のどの投手よりも10球多く投げた。

  • ミジオロウスキー:57球(2026年5月25日)
  • ハンター・グリーン(26):47球(2022年9月17日)
  • グリーン:44球(2023年3月30日)
  • ミジオロウスキー:43球(2026年5月1日)
  • ミジオロウスキー:41球(2026年5月8日)
  • ミジオロウスキー:40球(2026年5月13日)
  • ミジオロウスキー:39球(2026年4月25日)
  • グリーン:39球(2022年4月16日)
  • グリーン:38球(2022年7月26日)
  • グリーン:38球(2022年7月9日)

・ミジオロウスキーはカージナルス戦で101マイル(約162.5キロ)以上の投球を40球投げた。投球トラッキング時代において、プレーオフを含めたキャリア通算でそれほどの数を記録した先発投手は、他に3人しかいない。

  • ミジオロウスキー:237球
  • グリーン:171球
  • ジェイコブ・デグロム(37):54球
  • ジャスティン・バーランダー(43):52球

・ミジオロウスキーはカージナルス戦で102マイル(約164.2キロ)以上の球を22球投げ、これによりキャリア通算で102マイル以上は73球となった。このうち67球は今季、61球は今月、そして55球は直近3先発だけで記録されている。2008年以降のレギュラーシーズンおよびポストシーズンにおいて、他のすべての先発投手が投げた102マイル以上の投球数は、全員合わせても合計40球。

・基準を103マイル(約165.8キロ)に引き上げると、ミジオロウスキーはまさに別格の存在。2008年から2025年までポストシーズンを含め103マイル以上を投げた先発投手は、ジョーダン・ヒックス(29)とジャスティン・バーランダー(43)のみだった。ヒックスはその球速を2球記録したが、いずれも伝統的な先発投手としてではなくオープナーとしての登板だった。バーランダーは1球を記録している。ミジオロウスキーはその猛烈な球速を22球投げており、25日(日本時間26日)だけで9球を記録し、この日の立ち上がりから最初の6球もすべて103マイル以上だった。

この試合が終わるまでに、フォーシームの平均球速は101.1マイル(約162.7キロ)となり、今季の平均を1.4マイル(約2.3キロ)上回った。

「実際にやってみるまで、自分にできるとは気付かないものだと思う」とヘンダーソン氏は語った。「あのヤンキース戦は刺激的だった。球場には大きなエネルギーがあり、強豪チームと対戦していた。アドレナリンが出たおかげで、ミジオロウスキーはあの試合の終盤まで投げ抜けたのだろう。今、本人はその感覚を知っている。いつ全力を出し切ればいいのかを理解している」と成長のターニングポイントを挙げた。

「『ああ、今の自分にはできるとわかっている』という感覚だ。自ら限界の壁を突破した」と殻を破ったと確信した。

ミジオロウスキーに後戻りするつもりはない。

「毎日がこうあるべきだと感じている」とミジオロウスキーは語った。「それが今の自分だ。これが普通だ」と自信を語った。