【ブルワーズ0-3エンゼルス】アナハイム/エンゼルスタジアム、8月2日(日本時間3日)
この日はトレード期限前、ブルワーズにとって最後の試合だった。もちろん、この日先発したジェイコブ・ミジオロウスキーも市場の動向を追っている。ただし、球団が投手陣を補強する可能性について、深く考えすぎることはない。
「今いる選手たちに目を向けている。このチームなら十分に勝機があると思う」と、ミジオロウスキーは週末を迎える前に語っていた。
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24歳のエース右腕はエンゼルスタジアムのマウンドに苦戦しながらも7回まで投げ、自己最高の割合でストライクゾーンに投げ込んだ。試合後、トレードについて語ることはほとんどなかった。
ミジオロウスキーはエンゼルスの新人右腕ウォルベルト・ウレーニャと投手戦を繰り広げ、0-2とリードされた八回に降板した。22歳のウレーニャは今季20試合目、先発は18度目で、6回無失点と好投。防御率を2.54とした。
ただし、ミジオロウスキーの投球内容が悪かったわけではない。二回にウェイド・メックラーに2ランを浴びた後、残る18人の打者のうち17人を打ち取った。全投球の79.5%がストライクで、レギュラーシーズンとポストシーズンを通じて自己最高を更新。10三振を奪い、今季21先発で2桁奪三振は10度目となった。すでに球団のシーズン最多記録を更新している。
現在のブルワーズのローテーションは、今季開幕時点でメジャー経験が2年に満たなかった投手だけで構成されている。複数球団を渡り歩いてきたカイル・ハリソンもその一人で、5日(日本時間6日)のパイレーツ戦で15日間の負傷者リストから復帰する見込みだ。
今週、ブルワーズの投手陣に加わる戦力がハリソンだけなのかは、今後24時間で明らかになる。先発と救援投手の両方を探しており、例年よりも積極的に補強へ動く姿勢を示してきた。市場で最高の投手だったタイガースのエース、タリク・スクーバルにも関心を寄せていた。
しかし、その獲得は実現しない。1日(同2日)に、ドジャースとタイガースがトレードで合意。ブルワーズ、ヤンキース、カブスなどとの争奪戦を制した。
「もちろん、あのような投手を獲得できたら最高だ」と、スクーバルがまだ獲得可能だった週末にミジオロウスキーは語っていた。「でも、それは僕たちが考えることではない。選手がGMになることはできないし、クラブハウスでGMを気取ってもうまくいかない。フロントに任せて、自分たちは今いる仲間とプレーしなければならない」
この日、ミジオロウスキーは自らの言葉を実践していた。報道陣がトレード期限について質問しようとしても、取り合わなかった。
「大丈夫。その質問には答えたくない」と話した。
ドジャースが新たなエースを加えたことについても?
「それもいい。もう大丈夫だ。質問はそこでやめてくれて構わない」
8月を迎えた時点で、ブルワーズにはナ・リーグのサイ・ヤング賞最有力候補であるミジオロウスキーがいる。防御率1.63、195奪三振、被打率.145、WHIP0.73はいずれもメジャートップだ。球団は若きエースと並ぶ一線級の投手、あるいは安定してイニングを稼げる経験豊富な投手の獲得を望んでいる。スクーバルが1日夜にドジャースへ移籍する前には、タイガースへ実際にオファーを提示した。一方、先発投手市場が動き続ける中、2日にメッツからレイズへトレードされたフレディ・ペラルタの再獲得には、それほど強い関心を示さなかった。
市場には今も獲得可能な投手がいる。ただし、スクーバルほどの投手はいない。もはや、そのことについてブルワーズの選手やコーチにできることは何もない。
「この部屋には、さらに成長しなければならない選手が大勢いる。取り組むべきことが山ほどある中で、誰を獲得するのかと外に目を向けることに力を使うことはできない。私たちはワールドシリーズ進出を強く目指しており、それを実現するには、この選手たちがさらに成長しなければならない。そのための取り組みを毎日続けていく。それが真実であり、私の考え方だ」と、クリス・フック投手コーチは語った。
ブルワーズがミルウォーキーでパイレーツ戦に臨む頃には、トレード期限を過ぎている。
「この部屋にいる選手たちがいるから、僕たちは首位に立っている。もちろん、トレード期限での補強は間違いなくチームの助けになる。僕がここに来てから、球団は毎年動いてきた。だから、今回も何も補強しないというわけではないと思う」と、肩のケガから復帰を目指している外野手サル・フリーリックは語った。
