ロッキーズが外野手補強、トレードでマッカーシーを獲得

本拠地クアーズフィールドにフィットする俊足巧打の外野手

12:00 AM UTC

ロッキーズは10日(日本時間11日)、マイナー右腕ジョシュ・グロースとのトレードでダイヤモンドバックスからジェイク・マッカーシーを獲得。外野陣にスピードと汎用性を加えることに成功した。

28歳の左打者であるマッカーシーはダイヤモンドバックスでの5年間で打率.260、24本塁打、83盗塁、出塁率.324、長打率.381、OPS.705を記録。8日(同9日)に1年契約を結んで年俸調停を回避し、年俸152万5000ドル(約2億3000万円)で合意した。

トレードの詳細
ロッキーズ獲得:外野手ジェイク・マッカーシー
ダイヤモンドバックス獲得:右腕ジョシュ・グロース

2018年ドラフト1巡目でダイヤモンドバックスに指名されたマッカーシーは昨季、メジャーで打率.204、4本塁打、20打点、OPS.592と低迷し、3Aでも49試合に出場。そこでは打率.314、出塁率.401、OPS.841と好成績を残した。

2022年は99試合に出場して打率.283、8本塁打、43打点、23盗塁、出塁率.342、長打率.427、OPS.769の活躍を見せ、ナ・リーグの新人王投票で4位にランクイン。2024年は自己最多の142試合に出場し、打率.285、8本塁打、56打点、25盗塁、出塁率.349、長打率.400、OPS.749をマークした。

マッカーシーの獲得は、ウォーレン・シェーファー監督と新フロントオフィスの下、本拠地クアーズフィールドの広大な外野を有効活用したいというロッキーズの願いに応えるものだ。スタットキャストによると、マッカーシーはメジャー上位1%のスプリントスピードを誇り、ハードヒット率(26.6%)は低いものの、通算三振率も19.2%と上々の数字を残している。

外野の3ポジションを守ることができるマッカーシーは、2026年のロッキーズの特徴とも言える、汎用性の高い外野陣の競争に拍車をかける。現在の外野陣には、マッカーシーと同じ左打者であるミッキー・モニアックのほか、2023~24年のゴールドグラブ受賞者であるセンターのブレントン・ドイル、レフトのジョーダン・ベック、DH・ライト・二塁をこなしながらリードオフマンを務めたタイラー・フリーマンらがいる。

さらに、様々な成長段階のプロスペクト(有望株)たちも控えている。左打者のヤンキエル・フェルナンデスは2025年にメジャーを経験し、2020年ドラフト1巡目指名の左打者ザック・ビーン(球団11位の有望株)も短期間だけメジャー昇格を果たしたが、シーズンの大半は3Aで過ごした。左打者のスターリン・トンプソン(球団15位の有望株)は3Aで堅実なシーズンを過ごし、昨季終了後にロースターの40人枠入り。スイッチヒッターのコール・キャリッグ(球団3位の有望株)は2Aでプレーしたが、メジャー昇格は近いと目されている。

また、オフシーズン序盤にはマーリンズの元有望株である左打者トロイ・ジョンストンを獲得。昨季メジャーデビューを果たし、新天地ロッキーズでは一塁手としても活躍が期待されている。

マッカーシーの獲得は、今後さらなる動きがあることを示唆している。マッカーシーの加入でロースターの40人枠がフルに埋まったが、ロッキーズは右腕マイケル・ロレンゼンと1年800万ドル(約12億円)の契約を結ぶことで合意しており、正式発表の際にロースターの枠を空けなければならない。さらに、もう1人の先発投手と複数のポジションを守れる内野手の獲得も検討している。

23歳のグロースは昨夏、ロッキーズが三塁手ライアン・マクマーンをヤンキースへ放出した際にトレードの対価として加入した選手。昨季はヤンキースとロッキーズのハイAで合計23試合(うち22先発)に登板し、5勝14敗、防御率4.67という成績を残した。