ブルワーズ、レイズから通算111試合登板の右腕ウッドフォードを獲得

March 24th, 2026

ブルワーズが投手陣の層を厚くすることなくオープン戦を終えるとは、誰も思わなかっただろう。常に過小評価されている投手を注視しているチームは、オープン戦最終日の24日(日本時間25日)、興味深い右腕を加えた。ブルワーズとレイズの間でトレードが成立し、マイナーのK.C.ハント投手(25)と金銭との交換で通算111試合登板の救援右腕、ジェイク・ウッドフォード投手(29)がブルワーズへ移籍した。

ブルワーズはウッドフォードを40人枠に入れるため、アキル・バドゥー外野手(27)を60日間の負傷者リスト(IL)に移した。レイズとのマイナー契約には、他球団からメジャー契約のオファーがあれば移籍できる条項が含まれており、今回の移籍が実現した。<トレードの詳細>

ブルワーズ獲得:ジェイク・ウッドフォード

レイズ獲得:マイナーのK.C.ハント投手、金銭

ウッドフォードはマイナー降格のオプションを使い切っているが、開幕メンバー入りが確定したわけではない。トレード後の移動を考慮し、72時間の猶予期間が設けられている。チームは26日の開幕戦をウッドフォード抜きで戦い、第2戦で別の救援投手と入れ替えて昇格させる選択肢もある。合流時期にかかわらず、ウッドフォードが戦力になると期待している。

マット・アーノルド編成本部長は「これまでさまざまな役割を担い、メジャーで長く経験を積んできた。私たちも以前から注目していた。救援陣のあらゆる場面で重要な役割を果たせるし、先発の代役も務められる投手だ」と語った。

ウッドフォードは2020〜23年の4シーズンをカージナルスで過ごし、先発18試合を含む80試合に登板して防御率4.29を記録するなど、ナ・リーグ中地区での経験が豊富だ。昨季はカブス傘下のマイナーを経て、7月にダイヤモンドバックスへ移籍。救援で22試合に登板し、防御率6.44だった。

レイズに招待選手として加入した今春のオープン戦では7試合に登板。7回1/3を投げて4安打、1失点と好投。投球数も40球以上に増やしていた。

ウッドフォードのような、複数イニングを投げられ、対戦打者の左右を問わない万能な救援投手は、若手主体の先発ローテーションを抱え、不透明な要素も多い今季のブルワーズには特に重要だ。また、左腕が多い救援陣で右腕であることも強みとなる。

パット・マーフィー監督(67)は「フロント陣は常に戦力補強を念頭に置き、見事な仕事をしてくれている。私たちはそれを信頼している」と述べた。

アーノルド本部長や編成部門にとって、今は1年で最も忙しい時期だ。各球団が26日の開幕戦(26人枠の提出期限は米中部時間25日午前11時)を前に最終調整を行う中、掘り出し物を探している。スタッフは24日午後3時、オープン戦最終戦のレッズ戦開始の約1時間前に、最終決定を下すための会議を予定していた。

アーノルド本部長は「常にチームをより良くしようと話し合っている。それはチームにとって現実的なことだ」と語る。近年のオープン戦期間中の補強には、昨年4月にレッドソックス傘下3Aで投げていたクイン・プリースター投手(25)や、2023年4月にDFA(出場選手枠から外れる措置)となったトレバー・メギル投手(32)の獲得がある。

いずれの場合も、ブルワーズは投手陣の層を厚くする必要があった。今回もそれが目的だ。

アーノルド本部長は「(開幕)第2戦には状況が変わる可能性があるため、どのチームも開幕戦を迎えるだけで安心はできない。しかし、十分な層を構築できていると感じており、だからこそウッドフォードのような選手を獲得した。選手構成には手応えを感じている。ベテランと若手のバランスも良く、準備は整った」と述べた。

ハントは、ミシシッピ州立大を経て2023年にドラフト外フリーエージェントでブルワーズに入団した。24年には3つのカテゴリーのマイナーで計102回を投げ、防御率2.03、139三振。球団が選出するマイナーの最優秀投手に選出された。昨季は全試合2Aビロクシで登板し、26試合の先発で121回1/3を投げ、防御率4.45だった。

アーノルド本部長は「何かを得るためには、何かを差し出さなければならない。ハントという有望株を今すぐメジャーで貢献できる選手に替えることは理にかなっていると判断した」とトレードを語った。