16日(日本時間17日)、ジャイアンツは右腕ジェイソン・フォーリーと1年間のメジャー契約を結んだことを発表した。今オフはブルペンの層を厚くするための補強を続けている。
30歳のフォーリーは、2021~24年にタイガースで210試合にリリーフ登板して防御率3.16を記録。しかし、今季は5月に右肩手術を受けた影響でメジャーでの登板機会がなかった。シーズン終了後の11月にタイガースからDFA(=選手をロースターの40人枠から外す措置)となり、そのままノンテンダーFAになった。だが、新たなチャンスを得るまでにそれほど長い時間はかからなかった。ESPNのジェシー・ロジャース記者によると、ジャイアンツとの契約条件は1年200万ドル(約3億円)だという。
右肩手術のリハビリ中のため、フォーリーは来季開幕時点では負傷者リストに登録される見込み。ジャイアンツはシーズン中盤での戦列復帰を期待しているようだ。ニューヨーク州出身の右腕は、2024年にタイガースのクローザーとして28セーブを挙げた実績があり、万全の状態になれば、ジャイアンツでクローザーを務める可能性もある。
ジャイアンツは夏場のトレードでタイラー・ロジャースとカミロ・ドバルを放出し、ランディ・ロドリゲスをトミー・ジョン手術で失ったため、今オフはブルペンの再編が急務となっていた。フォーリーのほかにも、すでに左腕サム・ヘンジスと1年140万ドル(約2億1000万円)の契約を結び、左腕レイバー・サンマルティンをウエーバーでレッズから獲得している。
フォーリー、ヘンジス、サンマルティンの「新戦力トリオ」は、ライアン・ウォーカー、エリック・ミラー、ホゼ・ブットー、ジョエル・ペゲーロ、スペンサー・ビベンスらを含むジャイアンツのブルペンに加わることになる。
