木曜、エンゼル・スタジアムで始まったタイガース対エンゼルスの4連戦の初戦をタイガースが制した。先発した菊池雄星は五回93球を投げ、三振5、与四球1、失点2と力投。勝ち投手の権利を持って降板するも、今季初勝利とはならなかった。なお7試合を投げ、防御率は4.21となっている。
この日主役となったのは、タイガースのバビエル・バエズだ。ショートからセンターに転向した中で、打っては2試合連続となるHR、守りではHRキャッチと勝利に大きく貢献した。
開幕当初はコンタクト重視のバッティングが目立っていたが、ここにきて長打力も開花。守備では、元々10代の頃に外野経験があるとはいえ、センターは今季スプリングトレーニングから本格転向したばかり。
それでも、守備面のスタッツで軒並み高い数値を記録しており、慣れないポジションでもリーグの平均を上回る働きを見せている。
それが輝いたのが五回。三回に2ランを記録していたソレアーの打席で、再びスタンドに入るかと思われた打球をバエズがセンター右寄りのフェンス際で完璧に読み、黄色いライン越しにジャンプして捕球。かつてショート守備で幾度となく見せてきた空中キャッチを彷彿とさせるプレーでチームを救った。
投げては、先発のケイシー・マイズがここ3試合で2度目となる七回を投げきる粘り強いピッチングを披露。チームの逆転に助けられ勝ち投手となった。その逆転は八回に。無死一、二塁のチャンスでイバネスが放った当たりはセンターへ。
この処理にエンゼルスのアデルがもたつく間にランナーが生還し、さらに二、三塁のチャンスに。相手のミスから広げたこのチャンスを、6番マッキンストリーのタイムリーヒット、7番ディングラーの3ランHRで完璧に掴み、一挙5得点のビッグイニングを達成した。
九回にも3点を加え、逆転勝利を果たしたタイガース。センターの守備で分かれた明暗がくっきりとスコアに表れた一戦となった。
