【ヤンキース12-5アスレチックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、6月29日(日本時間6月30日)
昨日はアスレチックス投手陣に封じ込められたヤンキースだが、今日は自慢の打線が爆発した。
アーロン・ジャッジが2本塁打を放ち、ジャズ・チザムJr.が4打点を記録。コディ・ベリンジャーも一発を放つなど、旧友ルイス・セベリーノ(2015〜2024シーズンにヤンキース所属)を3回2/3でノックアウトし、3連戦を2勝1敗で勝ち越した。
「こういうことが大事だ。時には打ち負ける日もあるし、うまくいかない日もある。でも翌日はまたグラウンドに出て、仕事をするしかない」とジャッジは語った。
12得点は5月24日の13得点以来の数字。6月は本調子ではなかった打線だが、ようやくケチャップの蓋が開いたようだ。
試合前、アーロン・ブーン監督は「あと一本出れば流れが変わる」と語っていたが、その“一本”を打ったのがチザムだった。二回に154キロの速球を左翼へ運ぶ13号ソロをマーク。三回には、エラー、四球、死球で満塁となった場面で右中間へ走者一掃の三塁打を放ち、4-0とリードを広げた。
「だから彼のことを“ゲームチェンジャー”って呼ぶんだ。攻守両面で試合を変える力がある」とジャッジは称賛した。
チザムは6月3日の復帰以来、23試合で打率.318、OPS.979と好調をキープ。ブーン監督もその実力だけでなく、チームへの影響力に言及した。「彼のプレーは本当にエキサイティングだ。彼が良いパフォーマンスをすると、チーム全体にエネルギーを与えてくれる」と称えた。
この試合はまさにその通りの展開に。前日の完封負けを払拭するかのような一振りは、チームの猛攻へとつながった。
背中の張りでDHでの先発となっているジャッジが、四回に29号2ラン、七回に30号2ランを叩き込み、今季5度目の1試合2本塁打を達成。これでMLB本塁打ランキングで2位になった。
五回にはベリンジャーの右中間への3ランで10点目をとり、早々に試合の行方を決定づけた。
「われわれには素晴らしい選手たちがいる。この2週間は少し苦しんだが、今日は大きな一打が出て、スタンドにも放り込めた。これで勢いに乗れる」とブーン監督は手応えを語った。
一方、先発のストローマンは4月11日以来の登板で5回1失点。左膝の炎症から復帰し、6球種を織り交ぜながらアスレチックス打線を封じた。
「この打線は特別だ。どんな試合でも一気に10点を取る力がある。だから自分たち先発陣はとにかく失点を抑えることに集中している」と右腕。
チザムも「まだベストな状態じゃないけど、それでも首位にいるんだ。シーズン序盤の勢いを取り戻したら、どうなるか楽しみで仕方ないよ」とチームの潜在力を強調した。
この一勝が、その再始動の第一歩となるかもしれない。
