【フィリーズ6-4メッツ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月11日(日本時間12日)
毎試合のように新しい負け方を見せるメッツには、もはや感心してしまう。この日も、ヘスス・ルザードに対して最初の6打者のうち5人が出塁し、そのうち4人が得点したが、攻撃はここまで。その後は1人の走者も出せなかった。
メッツ先発のデービッド・ピーターソンは、四回にオット・ケンプに6号2ランを被弾。五回にはブライス・ハーパーにタイムリー二塁打を浴びて1点差に詰め寄られた。そして六回、再びケンプがタイムリー二塁打を放って同点とすると、ハリソン・ベイダーとハーパーもタイムリーで続き、4-6と逆転された。
ルザードは初回のピンチを脱してから降板まで22打者を連続で打ち取り、メッツ打線を圧倒。九回も守護神ヨアン・デュランが上位打線を3者連続三振に打ち取り、鮮やかな逆転勝利を収めた。
ナ・リーグ東地区首位のフィリーズと2位のメッツによる4連戦は、フィリーズの4連勝で決着。これにより、フィリーズは2位とのリードを11ゲーム差に広げ、地区優勝へのマジックナンバーを5に減らした。
一方のメッツはワイルドカードでのポストシーズン出場が危機に瀕している。ワイルドカード4位のレッズ、5位のジャイアンツとは1.5ゲーム差に縮まった。メッツはジャイアンツに対して、勝敗が並んだ際の1試合制のプレーオフ(タイブレーク)でのホーム開催権を持っているが、レッズに対してはない。カルロス・メンドーサ監督は「私に責任がある。私が監督だ。このチームを動かすのが私の仕事だ」とコメントし、不振脱出を誓った。
記録会社エライアス・スポーツ・ビューローによると、8月からレギュラーシーズン終了までの勝率が.450以下だったチームが過去に3チーム、ポストシーズンに進出している。そのうち2チームがワールドシリーズに進出し、そのうちの1チーム、2006年のカージナルスは優勝も果たした。 2006年のカージナルスはレギュラーシーズンでわずか83勝しか挙げられなかった。メッツは84勝ペースで勝ち進んでいる。
もちろん、終盤にこれほど不振に陥りながらポストシーズンに進出したチームがわずか3チームしかいないという事実は、メッツの懸念すべき事実だ。さらに歴史を見れば、これ以上の失速は許されない。8月からレギュラーシーズン終了までの勝率が.400を下回り、プレーオフに進出したチームはこれまでない。メッツは8月初めから14勝24敗で、勝率4割を達成するには残り15試合で8勝7敗以上の成績を残す必要がある。
そして、今後のスケジュールも決して容易ではない。12日からのレンジャーズとの3連戦では、メッツで2度のサイ・ヤング賞に輝いたジェイコブ・デグロムがニューヨークに凱旋し、初戦に登板予定。対するメッツは今季デビューしたばかりの3人の新人投手が先発予定。ア・リーグのワイルドカードを争うレンジャーズとの負けられない戦いに挑む。
