盗塁トップのカバイェロ、試合中に敵チームへ移籍

レイズで先発し、ヤンキースで勝利

August 1st, 2025

ヤンキース7-4レイズ】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、7月31日(日本時間8月1日)

レイズの遊撃手として敵地に乗り込んだホセ・カバイェロは、ホームチームの一員として勝利で試合を終えた。五回の約3時間に及ぶ雨天中断明けにトレードが成立。ベンチでチームメイトたちと別れの挨拶を交わし、そのまま隣のベンチへ移動した。

「すべてが本当に急だった。荷物をまとめて移動して、チームを変えて、新しいチームで全力を出さないといけない。でも、この街に優勝をもたらしたいと思っているよ。ファンが長い間ずっと期待してきたことだと思うから」と語った。

トレード詳細

ヤンキースが獲得:内野手 ホセ・カバイェロ

レイズが獲得:外野手 エバーソン・ペレイラ、その他選手または金銭

「ずっと何年も言い続けてきたことだが、カビーは守備でも走塁でも、あるいはここぞの一打でも、試合に勝つために多くの貢献をしてくれる選手だ」とレイズのケビン・キャッシュ監督は語った。

ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、トレード候補の中にカバイェロの名前が挙がっていたことを耳にしていたものの、試合時点ではこの28歳がヤンキースに加入するかどうか確証はなかったという。

「彼がいろんな人とハグしてるのを見たんだ。うちが交渉に関わっているのはわかってたから、もしかしたらそうかなとは思ったけど、確信はなかった」とブーン監督。

カバイェロは今季、レイズで二塁、三塁、遊撃に加え、外野の全ポジションを守っており、86試合で打率.226、12二塁打、2本塁打、1三塁打、27打点を記録。何より34盗塁はメジャートップの成績だ。

「彼はたくさんの価値をもたらしてくれると思うよ。ガッツがあってタフなタイプで、戦力に加わるのが本当に楽しみだ」とブーン監督は語る。

本人はこのトレードについて、「うれしくて、でも同時に悲しい」と複雑な心境を語った。

「タンパベイ・レイズで過ごした時間は本当に楽しかった。選手として与えられた機会を活かせたと思うし、良い思い出がたくさんあるよ。でも同時に、ニューヨーク・ヤンキースでプレーするという素晴らしいチャンスをもらえた。僕はずっとヤンキースのファンだったからね」

その発言を受けて、当然出てくる次の質問は「一番好きな選手は?」

「デレク・ジーターだよ」と笑顔で答えた。

レイズの二塁手として六回まで戦った後に、ヤンキースの一員として「一人逆転勝利」をつかんだカバイェロ。葛藤があっただろうことは間違いないが、それでも前を向き新天地での戦いに備えている。

「まあ、勝ったってことになるのかな。今は、そんな気持ちだね」と笑いながら語った。