ガーディアンズのスター選手、ホセ・ラミレス、2032年まで契約延長間近(関係者談)

January 24th, 2026

クリーブランドで13年間プレーし、ガーディアンズの「顔」として、またクリーブランドのスポーツ界を象徴する存在へと成長した33歳のスター三塁手、ホセ・ラミレスが、現役生活の最後までガーディアンズでプレーする可能性が出てきた。

関係者によると、ラミレスは39歳シーズンまでを含む2032年までの契約延長について、ガーディアンズと合意目前だという。この情報は、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が24日に伝えた。

ラミレスは2022年に結んだ7年契約のうち、現在も残り3年・総額6900万ドル(約107億6400万円)を残しているが、今回の延長が成立すれば、実質的に7年・総額1億7500万ドル(約273億円)規模の大型契約となり、2032年までチームに在籍する。なお、球団は現時点ではこの契約について正式な確認を行っていない。

関係者によると、ラミレスは完全なトレード拒否権を得る見込みで、2026年から2032年までの年俸は毎年2500万ドル(約39億円)となる。そのうち毎年1000万ドル(約15億6000万円)は繰り延べ払いとなり、支払いは2036年から始まる予定だ。

また、各種表彰に伴うボーナスは現行の2倍に引き上げられる見通しで、内訳は以下の通り。
・MVP受賞:50万ドル(約7800万円)
・2位または3位:30万ドル(約4680万円)
・4位または5位:15万ドル(約2340万円)

このほかにも複数の付帯特典が盛り込まれており、オールスターゲーム出場時にはプライベートジェットでの移動が認められるほか、遠征時には追加のホテル客室が用意されるという。

ラミレスは2009年、ドミニカ共和国からの国際契約でガーディアンズ(当時インディアンス)に加入して以来、クリーブランドを拠点としてプレーしてきたことへの感謝を、これまで何度も口にしてきた。2013年9月1日にメジャーデビューを果たすと、当初は堅実なユーティリティ選手としてチームを支え、やがてMLB屈指のスター選手へと成長を遂げた。

ラミレスは、今やガーディアンズの原動力であるだけでなく、球団史やクリーブランドのスポーツ界でも屈指の名選手として名を刻みつつある。積み重ねてきた実績は、将来的なクーパーズタウン入りも十分に視野に入るレベルだ。

「ホージーのプレーを見るのはいつも楽しい。打席でも、走塁でも、守備でも。すべての局面で彼は本当に特別な選手で、その存在を当たり前だと思ったことは一度もないよ。メジャーでの過去12シーズン、そしてそれ以前のマイナーリーグ時代も含め、これほど長く彼のプレーを見てこられたことは、特権であり名誉だ。本当に、見ていて楽しい選手だよね」と、ガーディアンズのクリス・アントネッティ球団社長は昨夏、MLB.comに語っている。

ラミレスは13シーズンでオールスター選出7回を誇る。これはルー・ブードロー、ラリー・ドビー、ボブ・レモン、ケン・ケルトナーと並ぶ球団史上2位タイの記録。最多はボブ・フェラーの8回だ。

シルバースラッガー賞を6度受賞しているラミレスは、通算で打率.279、出塁率.353、長打率.504を記録。二塁打398本、本塁打285本、打点949、盗塁287と、数字の上でも圧倒的な実績を積み重ねてきた。現在は、MLB史上9人目となる「300本塁打&300盗塁」クラブ入りを目前に控えており、2026年シーズン序盤にも到達する可能性がある。

昨季もフランチャイズの通算記録を次々と塗り替える歩みを続けたラミレスは、2025年に長打数(726)でアール・アベリルを抜き、球団史上1位に立った。さらに、1試合での複数本塁打数(27)でもアルバート・ベルを上回り、球団最多記録を更新。また昨季には、通算打点(984)で殿堂入り選手ジム・トーミを抜いて球団史上2位に浮上し、現在はアベリル(1,084)に迫っている。

本塁打数ではトーミ(337)に次ぐ球団史上2位、盗塁数でもケニー・ロフトン(452)に次ぐ2位につける。いずれの部門もまだ差はあるが、新たな契約の期間を考えれば、キャリア終盤までに両部門でトップに立つ可能性は十分にある。

その頃には、ラミレスは球団史上屈指の実績を誇る選手として名を残しているかもしれない。

少なくとも確かなのは、彼が近いうちにチームを去ることはない、ということだ。