ホセ・ラミレス(33)による球団史の塗り替えが止まらない。
そして、それがすぐに終わることはないと、この球団は分かっている。
6日(日本時間7日)にガーディアンズの球団最多出場記録を更新しラミレスは、11日(同12日)のブレーブス戦で6―0の勝利に貢献し、輝かしい経歴に新たな勲章を加えた。記録会社エライアス・スポーツ・ビューローによると、初回にマーティン・ペレス(35)から放ったソロ本塁打により、ラミレスはガーディアンズの選手として初めてメジャーの全29球団から本塁打を記録した。
「自分を誇りに思う。神に感謝している。この達成を本当に誇らしく感じている」とラミレスはアグスティン・リベロ通訳を介して語った。
ラミレスはペレスが投じた真ん中への0―2からのチェンジアップを捉えた。打球は飛距離408フィート(約124.4メートル)、108.1マイル(174.0キロ)を記録し、トゥルーイストパークの左翼フェンスを越えた。
この本塁打は、ラミレスにとって今季2本目、通算287本目となった。記念すべき1本目は2014年8月9日(同10日)までさかのぼる。ヤンキー・スタジアムでのヤンキース戦で、右腕ブランドン・マッカーシー(42)から放った。当時21歳だったラミレスは、その瞬間の興奮を鮮明に覚えている。
「1本目のときは、有頂天になりました。マイナーではそれほど本塁打を打っていなかったので、本当に舞い上がっていました」
ア・リーグ中地区のライバルであるホワイトソックス(35本)、タイガース(35本)、ロイヤルズ(32本)、ツインズ(27本)から多くの本塁打を放ってきた。この4球団以外で20本以上を記録しているのはエンゼルスのみ。わずか60試合で21本を量産している。
ナ・リーグの球団では、レッズから最多の13本塁打を放っている。ガーディアンズとレッズが毎年2カード対戦することを考えれば、納得の数字だ。アトランタのトゥルーイストパークは、ラミレスが本塁打を記録した30球場目となった。これには2018年にプエルトリコのサンフアンにあるヒラム・ビソーン・スタジアムで放った一本も含まれる。
11日(同12日)の勝利では、ラミレスの走塁も大きな役割を担った。2つの盗塁を決め、そのうちの一つは追加点をもたらした。九回2死から四球で歩くと、すかさず二塁を陥れた。二塁打で出塁していたアンヘル・マルティネス(24)とともに重盗を成功させた。その直後、ダニエル・シュニーマン(29)の中前打で2人が生還した。
ラミレスは、メジャー史上9人目となる通算300本塁打・300盗塁の金字塔に迫っている。11日(同12日)を終えて通算291盗塁。ガーディアンズにおいて、あらゆる面で影響を与え続けていることを改めて証明した。
「ホセは球界最高の選手だ」とスティーブン・ボート監督(41)。「チームもそれを分かっています。走塁はおそらくラミレスの最大の武器。打者としても素晴らしいが、球界屈指の走者でもあります。非常に賢く、野球を熟知している」と最大限の賛辞を送った。
「マルティネスとともに重盗を決めて、得点圏に追加点のチャンスを作った。ラミレスは常に先を読んでプレーしている」と指揮官は称賛した。
