【トレード】エンゼルス、再建へ大きく舵 ソリアーノ、アデルら放出で5人の有望株を獲得

August 3rd, 2026

エンゼルスが本格的な売り手として動きを加速させている。トレード期限を前に、右腕ホセ・ソリアーノをブルージェイズ、ベテラン左腕ブレント・スーターをブレーブス、外野手ジョー・アデルをガーディアンズへ放出し、見返りとして5人のプロスペクトを獲得した。

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エンゼルスは今回のトレードに先立ち、捕手ローガン・オハッピーと救援右腕チェイス・シルセスをレンジャーズへ放出し、三塁手プロスペクトのアンヘル・アレドンドを獲得するトレードも成立させていた。

2014年以来プレーオフ進出から遠ざかるチームを立て直す使命を託された暫定GMジョン・モゼリアクの下、エンゼルスは明確な売り手として積極的に動いている。

今回の一連の動きは、球団の方針転換を象徴している。特にソリアーノ、アデル、オハッピー、シルセスはいずれも来季以降も球団保有権を残していた選手であり、将来の戦力を手放してでも若手有望株の獲得を優先した。

さらに、遊撃手ザック・ネト、左腕リード・デトマーズ、救援右腕カービー・イェーツもトレード候補として名前が挙がっており、期限までにさらなる動きがある可能性がある。

ソリアーノの移籍に伴い、先発ローテーションには球団プロスペクト10位の右腕ジョージ・クラッセンが加わる可能性がある。また、2025年4月に受けた肩手術から復帰を目指している剛腕ベン・ジョイスも負傷者リストからの復帰が近づいている。

エンゼルスの売却劇はソリアーノのトレードから始まった。エンゼルスはブルージェイズから、遊撃手アルジュン・ニマラ、外野手兼一塁手エディ・ミケレッティJr.、右腕アンヘル・リベロの3選手を獲得した。

その後もエンゼルスの動きは続いた。ベテラン左腕ブレント・スーターをブレーブスへ送り、元有望株の内野手ナチョ・アルバレスJr.を獲得。さらに外野手ジョー・アデルをガーディアンズへトレードし、捕手ジェイコブ・コザートを加えた。

【トレード詳細】

ブルージェイズ:右腕ホセ・ソリアーノ

エンゼルス:遊撃手アルジュン・ニマラ(球団プロスペクト2位)、外野手/一塁手エディ・ミケレッティJr.、右腕アンヘル・リベロ

ブレーブス:左腕ブレント・スーター

エンゼルス:内野手ナチョ・アルバレスJr.

ガーディアンズ:外野手ジョー・アデル

エンゼルス:捕手ジェイコブ・コザート

最大の目玉は、ソリアーノとの交換で獲得したニマラだ。MLB Pipelineの有望株ランキングで全体43位に入る20歳の遊撃手で、2023年ドラフトでは全体20位でブルージェイズに指名された。

今季は主にハイAバンクーバー、2Aでプレーし、62試合で打率.265、8本塁打、18二塁打、34打点、6盗塁を記録。2Aでは33試合でOPS.806をマークしている。エンゼルスの球団プロスペクトでは右腕タイラー・ブレンナーに次ぐ2位となる。

ミケレッティJr.は左打ちの外野手兼一塁手。コンタクト能力と長打力を兼ね備え、今季2Aで93試合に出場し、打率.251、14本塁打、45打点を記録している。

19歳のリベロはベネズエラ出身の右腕で、今季はフロリダのルーキーリーグで防御率2.36、42イニングで52奪三振を記録した。

一方、エンゼルスが放出したソリアーノは、今季序盤に圧倒的な投球を見せた右腕だった。開幕から7先発で防御率0.84を記録し、一躍注目を集めた。その後はやや数字を落としたものの、22先発で防御率3.29と安定した成績を残している。

2026年以降もチーム保有権を残すソリアーノの放出は大胆な決断だったが、目先の戦力維持ではなく、将来の再建に向けて有望株の獲得を優先した。

また、アデルとの交換で獲得したコザートも捕手として期待される若手。エンゼルスは今回の一連のトレードで、即戦力よりも将来性を重視した補強を進めた。