岡本が口火を切った八回の猛攻&新加入ソリアーノ好投

August 13th, 2026

レッドソックス4-6ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、8月12日(日本時間8月13日)

ブルージェイズはまたしてもレッドソックスとの我慢比べを制した。相手と正面から向き合い、最後まで先にひるむことはなかった。

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この日の勝利も粘り強く食らいつき、相手が崩れるまで戦い続けた結果だ。綻びが生じたのは八回。ウィルソン・コントレラスがファウルゾーンへの打球を落球すると、岡本和真が直後の一球を捉えた。そこからブルージェイズは一気に扉をこじ開けた。

これでシリーズ3連勝とし、スイープ達成に王手をかけた。確実に勢いは高まっている。

「10カ月ほどたって、野球の神様もわれわれに対する考えを変えてくれたのかもしれない」とジョン・シュナイダー監督は語った。

この試合で特に重要だったのは、次の3点だ。

1.八回に打線が爆発

コントレラスが本塁のすぐ後方、ファウルゾーンに上がった岡本の飛球を落とすと、日本人スラッガーは次の一球を左翼へ鋭く弾き返し、勝ち越しの走者を迎え入れた。劇的なスライディングで本塁へ飛び込んだブラディミール・ゲレーロJr.は、今季一番と思えるほど興奮を爆発させた。

そこからアーニー・クレメントの押し出し四球と、代打ジョージ・スプリンガーの犠牲フライで着実に追加点。そして最後に大きな一打を放ったのがマイルズ・ストローだった。外野の間を破る2点二塁打を放ち、試合を決定づけた。最近のストローは好調で、このように打順の1番から9番まで全員が貢献するのが、本来のブルージェイズ打線だ。

1イニングで5得点どころか、2026年のブルージェイズは1試合で5点を奪うことにも苦労してきた。ロジャースセンターがこれほどの大歓声に包まれたのは久しぶりだった。

「エネルギーをもたらしてくれる若手がいるし、自分の力を証明しようとしている選手もいる。その姿勢が全員に波及している。今はとてもいい雰囲気だ」と指揮官は語った。

2.ホセ・ソリアーノが本拠地デビューで好投

これこそ、ブルージェイズがトレード期限に球団有望株ランキング2位のアルジュン・ニマラを中心とする交換要員をエンゼルスへ送り、ソリアーノを獲得した理由だ。ディラン・シースは今も投手陣のエースであり、今後数年もその立場は変わらないだろう。それでもソリアーノには、強力な先発ローテーションで正真正銘の2番手を務め、独力で試合を勝利へ導けるだけの力がある。この日に見せた6回1失点の投球は、その可能性を垣間見せるものだった。

「信じられないほど素晴らしかった。ファンの声援も最高だった。ここには自分の力を最大限発揮するために来た」とソリアーノは本拠地デビューについて語った。

これはブルージェイズでのソリアーノの調整の「第1段階」と考えればいい。シンカーの割合を増やし、フォーシームの割合を減らすなど、シーズン中でも取り入れやすい基本的な調整が見られるはずだ。ブルージェイズは、捕手陣もソリアーノに大きな助けをもたらすと考えている。データ上でも、アレハンドロ・カークとブランドン・バレンズエラは、右腕がエンゼルスで組んでいた捕手たちよりも高い評価を得ている。

「彼は本当に落ち着いている。素晴らしい投球で、すべてをコントロールできていた。自分の持ち球をストライクゾーンに集めるという、われわれが話してきたことも、すでに実践している。今日はそれができていた」とシュナイダー監督は語った。

来春になれば、ソリアーノとブルージェイズは細部をじっくり見直し、投球フォームに手を加えることもできる。だが現時点では、ソリアーノは今のままで十分だ。ア・リーグのワイルドカード争いを勝ち抜くには、今後もこの日のような投球をしてもらう必要がある。

3.依然として求められる長打力

この指摘を目にするのは、今回が初めてではないだろう。ブルージェイズには、もっと長打が必要だ。それが実現しない限り、試合を勝ち切ることは難しくなる。だからこそ、最近の好調で新たな勢いが生まれていても、毎試合が息の詰まるような接戦に感じられる。

安打が少ないわけではない。しかし、その多くが単打となっている。

「ブレット・ベイトマンのように走れる選手が9人いるなら、おそらく非常にいいことだろう。ただ、そこにもう少し長打を織り交ぜる必要がある。それが大きな違いになっている。昨年と今年を比べたくはないが、短時間で得点を生み出せるかどうかという点では大きな差がある。単打も素晴らしいが、二塁打や本塁打と組み合わさなくてはいけない」と指揮官は語った。