エンゼルスは8月1日(日本時間2日)のブルワーズ戦で、先発予定だったホセ・ソリアーノの登板を取りやめた。米国西海岸時間3日午後3時(同4日午前7時)にトレード期限が迫る中、今後の状況が不透明であることを理由に挙げている。代わって、救援左腕ブレント・スーターがオープナーを務めた。
「今日、ホセ・ソリアーノは予定されていた先発登板をしない。月曜日にトレード期限を控え、今後48時間に何が起こるか分からないため、慎重な対応を取り、ここ数日の動きを見守ることにした」と、ジョン・モゼリアク編成部門コンサルタントは説明した。
「今はただチームを助けることに集中している。今日は登板できないけど、それでもチームメイトをサポートし続けるつもりだ。何が起きたとしても、それを受け入れる準備はできている」とソリアーノは語った。
27歳の右腕は、4月末までの最初の7先発で防御率0.84を記録。その後の13試合では防御率5.14と調子を落としたものの、前半戦は20先発で防御率3.49という成績を残した。
後半戦は2試合に先発し、計12回を自責点2(防御率1.50)、12奪三振、4四球に抑えている。今季は四球に苦しむ場面もあるが、球威は一級品で、安定してストライクを投げられるかどうかが鍵だ。2028年まで球団が保有できるため、トレードされた場合も今季限りの「レンタル」選手にはならない。
ソリアーノに匹敵する球種を持つ投手は、メジャーでも数少ない。平均96.5マイル(約155キロ)の力強いシンカーに加え、92マイル(約148キロ)のスプリット、85マイル(約137キロ)のナックルカーブを操る。さらに、フォーシームは98マイル(約158キロ)に達することが増えており、高めで三振を奪う機会が増えている。
「今は色々なことが起きている。誰もがトレードについて考えてしまうのは仕方がないことだ。それでも、自分たちは前向きさを失わず、勝つことに集中しようとしている。シーズンのこの時期はいつも慌ただしいけれど、何が起きてもいいように準備しておかなければならない」とソリアーノは心情を明かした。
「ただ冷静でいようと努めている。もし何かが起きたとしても、それを受け入れるつもりだ。人生のほとんどをこの組織で過ごしてきたから、もし移籍することになれば少し寂しく思うだろう。でも同時に、別のチームを助けることができるなら、それはうれしいことだ」
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
また、ゴロ率が50%を超えている数少ない先発投手の一人で、今季の52.3%はメジャー全投手の上位10%に入る数字だ。昨季は66%と驚異的で、メジャートップの水準だった。
マイナー時代の2020年2月にトミー・ジョン手術を受け、その後のルール5ドラフトで全体1位指名を受けてパイレーツへ移った。しかし、右肘の再手術を受けた後、2021年11月にエンゼルスに帰還。そこからは見事な復活を遂げ、エンゼルスを支える投手の1人となっている。
「彼は今の状況を理解している。これもビジネスの一部だし、そういったこともある。彼はすべてを分かっている。本人とも話をしたが、素晴らしい対応だった。今の状況を冷静に受け止めているよ」とカート・スズキ監督は語った。
