A's、JPシアーズが古巣ヤンキースに好投

6/6以来の勝利

June 28th, 2025

ヤンキース0-7アスレチックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、6月28日(日本時間29日)

前日のスペンスに続き、この日はJP・シアーズ(29)が古巣のヤンキース相手に登板。圧巻の投球でチームの完封リレーの貢献し、シリーズを1勝1敗のタイに戻した。

「ヤンキースタジアムはファンも雰囲気も良いから、投げるのが楽しかった。強いチームを相手に良い投球ができれば、いつだって最高だよ」とシアーズは語った。

直近8度の先発で36回を投げ35失点、防御率8.75と苦しんでいたシアーズだったが、この日は5回2/3を無失点、2安打、3四球、4三振の素晴らしいピッチングを見せた。

「JPにとって再起のかかった重要な登板だった。これで勢いに乗ってくれることを期待している。本人も今日は結果が求められる登板とわかっていた中で、そのチャレンジに応えてくれた」とアスレチックスのコッツェイ監督は語った。

シアーズが唯一ピンチを迎えたのは三回、2死一、二塁でジャッジを迎えた場面。エマーソン投手コーチがマウンドへ向かい攻め方について相談すると、これが功を奏したのか、リーグNo.1打者をライトフライに打ち取った。

「この場面が試合の大きな転機となり、そこからは流れがこっちに来た」とコッツェイ監督は振り返る。

シアーズは「ジャッジは良いスイングをしていたけど、彼のタイプは分かっていた。あの場面ではゲームプランを再確認し、攻めるべきところは攻めて、賢く投げようとしていた」と語った。

27イニング無得点と苦戦していた打線もこの日は爆発。四回にブレント・ルーカーがレフトへの17号ソロを放ち、攻撃の口火を切った。

「打線の軸となる男の一発が必要だった。彼は中軸を担うスターで、昨年は39本の本塁打を放っている。彼の一打でみんながほっとし、攻撃が始まった」と監督は語った。

六回にはニック・カーツ(22)がシュミットから右翼へ3ランを放ち、リードを4点に広げた。4月23日にメジャーデビューしたばかりだが、既に160打席で12本塁打31打点を記録している。

「最初の2打席はカットボールでやられた。でもまた来ると思ってたし、今度はいい球に反応できた」と振り返った。

「この短期間でこれだけの成績を残せるのは、シーズン途中から加わった選手としては特別なことだ。今も調整を続けており、リーグに順応しながら適応力を示している」と指揮官も絶賛する。

カーツは自らを「自信家」と表現し、今後の成長は「時間が教えてくれる」と語った。

「これは人生を通して積み上げてきた努力の成果だと思う。1年や2年じゃなくて、今までの積み重ねてきた全ての結果。どれだけ強く望んでいるか、成功したいかが表れている」と語る。

シアーズにとっては6月6日のオリオールズ戦以来の勝利(6勝7敗)。ヤンキースのマイナーで5年間を過ごしたのちに、2022年4月にメジャーデビューし、その年の8月にアスレチックスへトレードされた左腕にとって、この勝利は感慨深いものとなった。

「当然ながらヤンキースの選手たちのことはよく知っている。シュミットとは仲が良いし、彼は今季本当に素晴らしいシーズンを送っている。友人との対戦は楽しいよ。メジャーでの1勝は常に大きな意味を持つ」