「いつか追い越す」MVP獲得へ、メッツのソトが大谷に挑戦状

February 23rd, 2026

27歳ながらすでに殿堂入りにふさわしいだけの実績を積み上げているフアン・ソト。しかし、まだ手にしていないものがある。そのうちの一つが、最優秀選手賞(MVP)だ。

成績だけ見れば、ソトはMVPを受賞してもおかしくない。実際、メジャー8年のキャリアで、MVP投票のトップ10に6度入っている。しかしナ・リーグに所属する今、ソトの前には大きく立ちはだかる壁がある。大谷翔平だ。

これまでのキャリアでMVPに最も近づいたのは2021年で、ブライス・ハーパーに次ぐナ・リーグ2位だった。一方、その年にア・リーグでMVPを受賞したのが大谷だ。そして、大谷が2年前にナ・リーグへ移籍して以降は、2年連続で二刀流のスターがMVPを獲得しており、その間ソトはア・リーグとナ・リーグでそれぞれ3位に終わった。

そして現在、共にナ・リーグにいるソトと大谷は、それぞれ2033年までの契約を結んでいる。ソトがそれまでにMVPを獲得したいのであれば、ドジャースの二刀流をどうにかして追い越さないといけない。

「自分も毎年MVPレースにいる。だから大谷は今やっていることを続けてもらわないとね。だって、自分が追いかけているからね」とソトは笑顔で語った。

大谷をMVP争いで破るのが難しいのは、二刀流という唯一無二の存在感だ。ソトや他の打者がより優れた打撃成績を残しても、大谷の投手としての貢献が切り札となってきた。実際、キャリア通算4度のMVP受賞のうち、3度は少なくとも14試合以上先発登板したシーズンでのものだ。

今季はドジャースでシーズンを通して投手として登板しながら、DHも務める見込みだ。

ソトに同じことはできないが、打撃面では何シーズンか大谷を上回っている。何より、向上心が強く、昨季は重点課題とした走塁に取り組み、結果的にナ・リーグで盗塁数トップタイとなった。

「誰もがこれまでより良くなろうとするものだと思う」とソトは、自身がまだ向上できる分野について言及した。

「走塁ももっと良くなりたいし、守備も向上させたい。打撃も常に伸ばそうとしている。ありがたいことに、ここ数シーズンはうまくやれている。自己最高の数字も出してきた。だから同じように成長し続けたい。毎年、前年より良くなるように努力している」

43本塁打、38盗塁を記録し、四球数と出塁率でリーグトップに立ち、OPS.921をマークした後でも、攻撃面でどこを改善できるかと問われたソトは、こう答えた。

「あらゆる面だと思う。四球のことはみんな知っているけど、もっとパワーを示したいし、打率ももう少し上げたいと思っている。過去の偉大な選手たちの成績を見ると、自分もその領域に到達しなければ、史上最高の一人にはなれないと感じる。だから毎年それを目指している」

特別な領域に到達するためには、全盛期のアルバート・プホルス、あるいはアレックス・ロドリゲスやバリー・ボンズのような成績を継続的に残さなければならないとソトは語った。また、かつてのチームメートであるアーロン・ジャッジ、そしてもちろん大谷の名も挙げた。

「彼は本当に、本当にすごいんだ。それでも彼を打ち破らなければならない。簡単じゃないけれど、何とかして勝つ方法を見つけるよ」とソトは語った。

大谷との直接的な交流は多くないものの、2018年にともにメジャー入りして以降、ソトはライバルに対して深い敬意を抱いている。しかし、大谷に勝つことだけがMVP獲得の動機ではない。MVPは野球における最高の個人タイトルであり、手の届く位置にあると感じている。そして2009年のプホルス以来となる、ドミニカ共和国出身の受賞者になることにも強い思いを抱いている。

「個人の立場で言えば、どの選手も、キャリアのどの段階であってもMVPを獲りたいと思うはずだ。そして、自分だけでなく、ドミニカ共和国にとっても特別なことになると思う。島からまたMVPが生まれるのは本当に素晴らしいことだ。とてもクールなことになるだろう」