MLBを席巻する韓国スター同士の初対戦

June 14th, 2025

今週末、ジャイアンツのイ・ジョンフ(李政厚)とドジャースのキム・へソン(金慧成)が、ついにメジャーの舞台で初対戦する。

ドジャースタジアムでのこの3連戦は、6月ながらシーズンの行方を左右するかのような大一番。1ゲーム差で迎える、ナ・リーグ西地区の1位(ドジャース)2位(ジャイアンツ)の直接対決となっている。

だが親しい友人同士であるふたりにとっては、両チームの順位争い以上に、このカードは意味のあるものとなる。プロとしてのキャリアは共に韓国で始まり、その後、1年違いで海を渡った。

「本当に長い付き合いなんだ。へソンのことは大好きだし、いい関係を築けていると思う」とイは語った。

ふたりはプロ入り前から韓国代表でともに戦っており、同年に同じ球団から指名を受けて、KBOのキウム・ヒーローズで7シーズンを共に過ごした。

野球を通じて深くつながってきたふたりだが、今回の対戦は彼らにとっても新たな経験となる。キムによれば、高校時代に練習試合で対戦したことがあり、今年のスプリングトレーニングでも一度対戦したが、意味のある「真剣勝負」としては、今回が初めてになるようだ。

「彼と対戦するなんて本当に最高だ。敵として対峙するのは初めてだから楽しみだよ」とキムは語った。

しかも、彼らは今やメジャー屈指の伝統のライバル関係にあるチームの一員となっている。

「これまでずっと同じユニフォームを着ていたけど、今は違う色のユニフォームを着て、同じフィールドに立つ。それもまた楽しみ」とイは語る。

イは2024年シーズンにジャイアンツと6年総額約175億円で契約を結び、先にメジャーの舞台へと飛び込んだ。しかしその年はわずか37試合で肩を負傷し、シーズン終了。それでも今季は開幕から絶好調で、その才能を再び証明している。

一方のキムは、今オフにドジャースと3年総額約19億円で契約し、マイナーからスタート。打撃の改良に取り組み、5月上旬にメジャー昇格を果たして以降は、対右投手の試合を中心に、守備でもそのユーティリティ性を生かし、活躍している。

忙しい日々の中でも、ふたりは頻繁に連絡を取り合っている。キムはメジャー挑戦にあたって、最初に相談した相手のひとりとしてイの名前を挙げていた。両者にはそれぞれチームメイトのサポートがあるが、異国での生活で、同郷の仲間の存在はやはり心強い。

「主に野球以外のことを話したよ。昨年はケガで長く離脱していて、アドバイスできることもあまりなかったからね。飛行機の乗り方とか、食事とか、文化の違いとか、そういう話をしたんだ」とイは語る。

ドジャースタジアムでのこの週末の対戦は、順位争いにおいて非常に重要だが、キムはイとの間で「勝った負けた」の話をするつもりはないという。もちろん、ドジャースが勝つことを願っているが、親友との勝負はあくまで「フェアで楽しいもの」だと語る。

何より、ふたりがこの舞台までたどり着いたことにこそ大きな意味がある。

「すごく特別なこと。一緒に指名されて、一緒にプレーしてきた。そして今、メジャーで対戦してる。同じ地区にいるっていうのも特別だし、本当に楽しみ」とキムは語る。

ふたりがこの先もスター街道を歩み続ければ、ジャイアンツ対ドジャースのライバル対決は、今後ますます見逃せないものになっていくだろう。