代打ターナーのサヨナラ2ランでオリオールズに勝ち越し

鈴木は2安打1打点

August 3rd, 2025

カブス5X-3オリオールズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月3日(日本時間4日)

シーズン序盤の爆発から、徐々に勢いが落ち始めているカブス打線。ナ・リーグ中地区の首位争いが激化しているものの、クレイグ・カウンセル監督に焦りの色は見られない。

「野球のシーズンってのはこういうものだ。162試合全てがうまくいく訳じゃない。ただ、それでも勝たなきゃいけないし、勝つ方法を見つけなきゃいけないんだ」

この日のチームに勝利をもたらしたのは、ベテランの一振りだった。

初回に鈴木誠也とイアン・ハップのタイムリーで2点を先制するも、三、四回に1点ずつを失い同点に。六回に再び勝ち越すが、九回にまたも追いつかれ、試合の流れをつかみきれなかった。

そんな中で勝負強さを見せたのが、九回に代打で出場したジャスティン・ターナーだ。ダンズビー・スワンソンがエラーで出塁すると、初球を完璧に捉え左中間への3号2ランで勝利をもたらした。

「真ん中に直球が来たから見逃さずに捉えられてよかった。しっかり準備して、いつでも行けるようにしていた。相手の投球は何度か見たことあったし、直球に対して良いスイングをすることを心がけたよ」と201号にしてキャリア初のサヨナラ本塁打を振り返った。

九回に失点を喫したカブスの守護神ダニエル・パレンシアは6月21日以来の自責点になったが、反対にスランプを抜け出したのがスワンソンだ。直近7試合で打率.120(25打数3安打)で、後半戦は特に得点圏でなかなか結果を出せずに苦しんでおり、打順も9番に下がっている。この日最初の2打席も三振に倒れたものの、六回に勝ち越しのタイムリーをマーク。九回には失策で出塁するなど、風向きが変わったことを感じさせた。

鈴木は、初回に先制打となるタイムリーを含む4打数2安打。打率.249とし、ナ・リーグ4位の82打点となっている。