バーランダー、メジャー20年目を勝利で締めくくる

通算300勝へ現役続行、新天地はどこに?

September 28th, 2025

ジャイアンツ4-3ロッキーズ】サンフランシスコ/オラクルパーク、9月27日(日本時間28日)

来シーズンも現役を続行する意思を示したジャスティン・バーランダー。問題は、どのチームでプレーするのかということだ。

42歳のベテラン右腕は、メジャー20年目のシーズン最終登板で6回2失点の好投。4-3の勝利に貢献した。初回と二回にハンター・グッドマンとブレントン・ドイルにソロを浴びたものの、その後は無失点。29先発で152回を投げ、防御率3.85でシーズンを終えた。

二回にはケイシー・シュミットが勝ち越しの3ランを放ったが、ジャイアンツは危うくレジェンドの好投をふいにするところだった。

九回、今季バーランダーの登板試合で3度セーブ機会を失敗しているクローザーのライアン・ウォーカーが、先頭ジョーダン・ベックに本塁打を献上。その後、二塁打と四球を与え、1死一、三塁のピンチ招いて降板した。

代わって登板したスペンサー・ビベンスはワーミング・ベルナベルを三振に仕留めたが、続くライアン・リッターに死球を与えて満塁のピンチ。それでも三塁手マット・チャップマンが三塁ファウルゾーンの防球ネットギリギリの打球を好捕し、バーランダーに266勝目をもたらした。エライアス・スポーツによれば、これは、両リーグ通算歴代34位タイとなる。

「とにかく冷静でいようとした」と九回を見守ったバーランダーは語る。「シーズンを通していた場所とは違うロッカールームの席に座り、違う銘柄のビールを飲んだ。できることは何でもした。ただ勝てて本当にうれしかった。ビブが登板して大きな三振を奪い、最後のアウトを取ったのは素晴らしかった」

バーランダーは昨オフに1年1500万ドル(約22億円)の契約で加入したものの、打線の援護不足もあって4勝11敗。通算300勝を目標に掲げているベテラン右腕にとって不本意な1年になった。

「29試合、30試合以上先発してチームに勝つチャンスを与えられれば、まだ可能だと思っている。難しいのは間違いないが不可能とは言わない。29先発すれば10勝、15勝はしたいが、今年はそういう巡り合わせではなかったのかもしれない。今年は勝利のためではなく、健康を取り戻し、5日から6日ごとに先発する感覚をつかみ、イニングを重ねるための年だったのかもしれない。その積み重ねが今後につながると思う」とバーランダーは語った。

前半戦は0勝7敗、防御率4.70と苦しみ、右胸筋の張りで2週間離脱した。オールスター後は調子を取り戻し、後半戦14先発で4勝4敗、防御率2.99。シーズン終盤の7登板では防御率1.96と最高の投球を披露した。

「本当に浮き沈みの激しいシーズンだった。前半戦は非常に厳しかったが、投球のメカニクスを修正し、後半戦は調子を取り戻すことができた」とバーランダーは振り返った。

ジャイアンツは今オフ、オールスターのローガン・ウェブとロビー・レイに次ぐ先発投手の補強に動く見込み。ボブ・メルビン監督はバーランダーが再契約に前向きであることを願っている。

「彼に戻ってきてほしい。きっと良いオファーを受けるだろう。今の投球を見れば、2年契約を得ても驚かない」

バーランダーは複数年契約に興味があるかは分からないとしつつも、年ごとの契約を望んでいると語った。ただし、ジャイアンツと再契約する可能性を否定はしなかった。

「あらゆる可能性を検討するつもりだ。ここで一緒にプレーした仲間たちとの時間は本当に楽しかった。個人的には厳しいシーズンだったが、組織も仲間たちも最高だった。グラウンドの外でもロッカールームでも、これまでで最も楽しいシーズンのひとつだった」とバーランダーは語った。