左腕ロブレスキー、8回2/3の力投も打線沈黙 終盤崩れ7失点

May 11th, 2026

ブレーブス7−2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム 5月10日(日本時間11日)

ドジャースのジャスティン・ロブレスキーが、8回2/3を投げ切る力投を見せたが、打線の援護に恵まれず、シリーズ最終戦を落とした。

ロバーツ監督は「「チーム全体として、まだうまく噛み合っていない感じがある。決して努力不足ではない。ただ、この低調な状態がしばらく続いている。投手陣はよく投げてくれた。でも、それでも勝てない。今の自分たちは、そういう状況だ」と厳しい表情で語った。

序盤からブレーブス打線が圧力を強め、二回には一挙4失点。左腕はそこから立て直し、五回まで完全投球を続ける粘りを見せた。

試合が動いたのは八回。

ドレイク・ボールドウィンにソロ本塁打を浴びると、続く九回にはマット・オルソンにも一発を許し、終盤にかけて失点が重なった。

約1カ月前、ロブレスキーは「九回を投げるチャンスをつかみたい」と口にしていた。25歳の左腕は90球で自己最長となる八回無失点で投げたが、その試合では完投の機会は与えられなかった。

理想的ではなかったが、ロブレスキーにブレーブス戦でそのチャンスが巡ってきた。しかし、100球目でマイク・ヤストレムスキーに死球を許して降板。

ロバーツ監督は、九回2死から右腕リリーフのワイアット・ミルズをマウンドへ送った。この試合でロブレスキーは、8回2/3で7失点以上を喫しながらも投球を続けた珍しいケースとなった。同様の条件では、2006年のツインズのカルロス・シルバ以来、ドジャース投手としては1979年のリック・サトクリフ以来になった。

それでも球場は、長いイニングを一人で投げ切った左腕に拍手を送った。内容こそ厳しかったが、ブルペン事情を背負いながら投げ続けた姿勢は評価された。

ロブレスキーは「九回まで投げられたのは良かったし、そのチャンスをもらえたのもうれしかった。でも最後は流れを止められなくなってしまった。投げ切れなかったのは悔しい。全体的には悪くなかったと思うけど、ああいう形で失点するのはフラストレーションが残る」と唇をかんだ。

左腕の粘投に関わらず、チームの安打はわずか2本。走者を出しても得点に結びつかず、残塁数は7だった。

先発は大崩れせず、ブルペンも一定の安定感を見せている。最大の課題は明らかに攻撃面だ。

シリーズ第1戦は快勝でいいスタートを切ったが、第2戦の初得点は九回のアンディ・パヘスの一発。最終戦は八回にマックス・マンシーの本塁打で反撃開始したが、いずれも遅すぎ、投手力ではなく打線の波が勝敗を左右したシリーズとなった。

4月21日以降、ドジャースは18試合中13試合で4得点以下。その間の成績は10敗と苦しい戦いが続いている。

マンシーは「チーム全員が苦しんでいることは分かっている。自分も含めて、みんなが一人で何とかしようとしてしまっている」と現状を分析した。その上で、「もっと“つなぐ打席”を全員が意識できれば、自然と流れは戻ってくると思う。今は苦しい時期だけど、乗り越えないといけない」と前を向いた。

不振にも関わらず、ドジャースは依然として好位置につけている。レギュラーシーズンはまだ4分の3を残しており、24勝16敗はパドレスと並んでメジャー5位タイ。得点力低下に苦しみながらも、得失点差プラス69はブレーブス(+87)、ヤンキース(+73)に次ぐリーグ3位となっている。

現時点ではブレーブスが球界最高勝率を誇るチームかもしれない。しかしドジャースは、5月に独走することを目標にしているわけではない。シーズンの最後に再び「倒すべきチーム」になることを、チームは強く信じている。