ケイド・アンダーソンは21日(日本時間22日)、T-モバイルパークへ到着すると、長い間チームにいたかのように、すぐチームへ溶け込んだ。
マリナーズの球団内プロスペクトランキング1位、MLBパイプラインの全体ランキング5位に入るアンダーソンは、22日(同23日)に正式にアクティブロースターへ登録され、同日のカブス戦に先発し、メジャーデビューを果たす。
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MLBドラフトで全体3位指名を受けてから、わずか13カ月余りでの昇格となった。スプリングトレーニングでは長期間メジャーに帯同していたため、完全に新入りというわけではなかったが、新しい環境に適応させるために、チームは前日から合流させた。
「彼が加わることで新たなまとまりや違った組み合わせが生まれ、チームに勢いを与えてくれると思う」とマリナーズのダン・ウィルソン監督は語った。
将来を嘱望されている左腕は、今季中にメジャーに到達すると球団からも見込まれていた。その中で、右肩の調整を続けるブライアン・ウーの登板が先送りされたこともあり、昇格の機会が回ってきた。
ウーは16日の前回登板で右肩に違和感を覚えた。球団は今後2日間で、いつ先発ローテーションへ復帰させるかを判断する。マリナーズは負傷者リスト入りが必要になるとは見込んでおらず、画像検査も受けていない。
24〜26日のフィリーズ戦で復帰するのか、それとも28日からトロント、ボストンと続く遠征中になるのかは、まだ決まっていない。
「長くても次の先発を1度飛ばすだけだと考えている」とウィルソン監督は語った。
ブライス・ミラーは予定どおり、23日に先発する。マリナーズはウーの状態次第ではあるものの、当面は6人制ローテーションで臨む見通しで、今後の状況を見ながら判断するという。
「今後、何がチームにとって最適なのか、引き続き話し合っていく。ブライアンをローテーションのどこに入れるかが決まれば、その先をどう進めるかも明確になると思う」
マリナーズは以前から通常の5人制ローテーションを好んでおり、それがトレード期限前にルイス・カスティーヨをホワイトソックスへ放出した理由の一つでもあった。しかし、この夏はミラーやジョージ・カービー、そして今回のウーなど、複数の投手に休養が必要となる時期もあった。
「特にこの時期には、それがプラスに働く可能性がある。選手たちは多少なりとも体にダメージを抱え、疲労もたまっている。休養をもう1日与えることが、その後のどこかで助けになる場合は必ずある」とウィルソン監督は語った。
マリナーズは27日が休養日で、レギュラーシーズン中にはさらに9月7日、17日、21日の3日が空いている。多いようには見えないが、休養日の間隔が短くなると、6人制ローテーションの運用が複雑になる可能性がある。マリナーズはこれまで、各投手の先発間隔が長くなりすぎることを避けてきた。
いずれにしても、アンダーソンはこのままメジャーに定着する見通しだ。仮にこのタイミングではなかったとしても、ロースター枠が26人から28人へ拡大される9月1日には、ほぼ間違いなく昇格していたとみられる。
「現在地や、残り1カ月余りの戦いがどう展開していくかを考えると、ケイドは大きな力になってくれる選手だと思う。明日、彼をマウンドへ送り出し、その第一歩を見られることを楽しみにしている」とウィルソン監督は前日に語っていた。
プロ1年目の今季、アンダーソンはマイナーで最高の成績を残している。防御率1.06、WHIP0.64、被OPS.399は、90イニング以上を投げた229投手の中で全て1位。奪三振率は40.5%、与四球率は3.9%となっている。
2Aアーカンソーで93回1/3を投げており、今季全体の投球回数は135イニング前後が大まかな目安になるだろう。これからシーズン終盤にかけて、大きく貢献できる余地は十分に残されている。
今回のデビューは、マリナーズの投手では2005年のフェリックス・ヘルナンデス以来、球団史上最も期待を集めるものになると言っても大げさではない。
