トーマス・ホワイトもロビー・スネリングもいない?問題なし。
マーリンズの有望株10位カーソン・ミルブラントは、19日に行われた有望株たちが集うスプリング・ブレークアウトで、アストロズのプロスペクト相手に3回無安打、6奪三振の好投を見せた。
ミルブラントは「2〜3週間前に、3イニングを目安にこの試合に先発すると聞いていた。良い部分もあれば悪い部分もあった。3四球は良くないけど、6奪三振は良かった。まだ感覚を磨いているところだ」と振り返った。
有望株たちのショーケース的な位置付けのこのイベントは早くも3年目。マーリンズは過去2年連続で先発を務めていたホワイトに代わり、ミルブラントを先発に指名した。MLBパイプライン全体17位のホワイトは右腹斜筋の肉離れからリハビリ中であり、同39位のスネリングは好調だったメジャーキャンプから18日にマイナーキャンプへ再配置された。
4月21日に22歳を迎えるミルブラントは、その2人の穴を埋めるに十分な投球を見せた。ハイAのベロイトでの2シーズンは目立った成績ではなかったが、3年目となった2025年に飛躍を遂げ、球団の新たなトップ投手プロスペクトとして台頭した。
ミルブラントは右肘の腱炎でシーズンを負傷者リストからスタートしながらも、19先発で防御率3.26、奪三振率11.8(9回あたり)と自己最高を記録した。リーグ内で19先発以上した投手の中では、防御率は4番目に低く、被打率は5番目に低い成績だった。他の上位の投手より少なくとも12イニング少ない投球回数ながら、リーグ9位タイとなる101奪三振をマークした。
「私たちはいつも“自信は準備から生まれる”と言っているが、彼はまさに別人のようだ。以前より自信に満ちていて、部屋に入ってきた時点で自分が積み重ねてきた努力を理解しているのが分かる。それは雰囲気や話し方からも伝わってくる。オフの準備、フィジカル面、そして新しいことに挑戦する自信。投手コーチ陣が“もっと自分を追い込め”と求めても、彼は『よし、やってやろう』と応える。この1年で大きく成長した」球団の選手育成部門ディレクター、レイチェル・バルコベックは語った。
シーズン終盤には、その成果が評価されて2Aペンサコーラへ昇格。2先発で10回2/3を投げ、わずか2失点に抑えた。その勢いはアリゾナ・フォールリーグ(AFL)でも続き、奪三振率15.5を記録して“フォールスター”に選出された。
2年連続のオフシーズンで体重を約20ポンド(約9キロ)増やし、体格をさらに強化。長いシーズンを戦い抜くためのフィジカルを手に入れた。今春はメジャーキャンプに招待選手として参加し、オープン戦では2試合で2回無失点、1安打、3三振、無四球と好投した。
クレイトン・マッカロー監督は、彼をマイナーキャンプへ再配置した際にこう評価した。「カーソンは本当にいい投手だ。AFLも含めて素晴らしいシーズンを過ごしてきた。今キャンプではシーズン全体を見据えて登板間隔や起用を慎重に管理していたが、登板では落ち着きを見せ、非常に印象的だった。球種の組み合わせも良く、ユニークで打者を惑わせる力もある」
今後の成長において鍵となるのは制球力。2025年には四球率を13%から12.3%へとわずかに改善したが、球団は球種の強さに頼りすぎず、より積極的にストライクゾーンで勝負することを求めている。
この日は良くも悪くも象徴的だった。3四球を与え、暴投により1失点。一方で、フォーシームは最速97.1マイル(約156キロ)を記録し、スライダー(3)、フォーシーム(2)、カーブ(1)と、3つの球種で三振を奪った。
ミルブラントは2026年を2Aペンサコーラでスタートし、昨季終盤の勢いをそのまま持ち込もうと意気込んでいる。
「自分のボールを信じて、これからも打者に攻め続けていきたい」とミルブラントは語った。
