岡本和真、33本塁打の手応えと2年目への課題

October 23rd, 2026

ブルージェイズの岡本和真(30)は、メジャー1年目を終えた。

「僕は体が丈夫なところとバッティングが得意なところ、3つのポジション(三塁、一塁、左翼)をどこでも守れる準備はしてきていますし、いろんなところを守るのは好きなのですごく楽しみです。その日その日のベストを出して、チームに貢献したいと思っています」

入団会見では、そう意気込み、挑んだメジャー1年目。負傷離脱せずに、シーズンを完走した。日本のパワーヒッターとして、長打力を証明したと同時に課題も明確だった。

156試合で打率.232、ア・リーグ6位の33本塁打、92打点、OPS.762をマークした。球団の新人最多本塁打記録も更新。26二塁打と33本塁打を合わせた59長打は、日本選手のメジャー1年目で2003年の松井秀喜(52)に並ぶ最多タイだった。92打点も、松井が同年に挙げた106打点に次ぐ歴代2位の好成績を残した。

一方、同5位の183三振を喫し、長打力の成果と打撃の確実性への課題が並んだ。636打席に占める三振の割合は28.8%に達した。

入団会見の1月6日(日本時間7日)、ロス・アトキンスGM(53)は打撃の長所をこう説明していた。

「速い球やあらゆるタイプの投球を強く打ち返してきた」

1年目の数字にも、その強みが表れた。94マイル(約151キロ)以上の投球に対する長打数はメジャー7位。さらに94マイル以上に対して、13本塁打はマニー・マチャド(34)の15本に次ぐ、メジャー2位タイだった。フォーシームにも打率.278、長打率.563を記録。力負けしない打力を発揮した。

  • 59長打(26二塁打、33本塁打):2003年の松井秀喜(52)に並ぶ最多タイ。
  • 92打点:松井の106打点に次ぐ歴代2位。
  • 94マイル(約151キロ)以上の投球に対する長打数:メジャー7位。
  • 94マイル(約151キロ)以上の投球に対する13本塁打:メジャー2位タイ。
  • フォーシームに対する成績:打率.278、長打率.563。

開幕戦後の3月27日(同28日)、ブラディミール・ゲレーロJr.(27)も打撃への期待を口にした。

「素晴らしい選手だし、人間としても素晴らしい。打撃で大いに助けてくれる」

その期待に応える長打を放ちながら、コンタクトには改善の余地がある。ベースボールサバントの指標をMLB平均と比較すると、課題が具体的になる。

  • ボール球スイング率:27.3%(MLB平均28.6%)
  • ストライクゾーン内コンタクト率(ゾーン内の球を振り、バットに当てた割合):77.9%(同82.7%)
  • 空振り率(スイングに占める空振りの割合):32.8%(同25.0%)

ボール球を追う割合はメジャー平均よりわずかに低くかった。球種別ではカットボールに打率.130、長打率.259。スライダーの空振り率42.2%、スイーパー39.4%と苦戦した。

シーズンを通じて浮き沈みも経験した。6月は打率.286、7本塁打、20打点、OPS.913で月間最優秀新人に選ばれた。7月OPS.698、8月OPS.696へ低下したが、9月は5本塁打、OPS.844と持ち直した。

ジョン・シュナイダー監督(46)は9月8日(同9日)、上向く打撃を評価していた。

「変化球にもついていけているし、速球をしっかり捉えている」

長打力を保ちながら、空振りを減らせるか。打率や出塁率の上積みへ、コンタクトの改善が2年目の焦点になる。ホワイトソックスの村上宗隆(26)と同類の課題だ。

岡本は来季、4年総額6000万ドル(約94億円)契約の2年目へ向かう。ブルージェイズは今季79勝83敗と負け越し、ア・リーグ東地区最下位でポストシーズン進出を逃した。

入団会見では「カナダ、トロントに世界一を持って帰ってくるために僕は毎日、自分にできることを精いっぱいすべてを出し切ってプレーしたいと思っています」と誓った。岡本が課題克服できれば、勝利へ近づく。世界一の目標は2027年に再挑戦する。

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