マエケン、日本復帰とメジャー昇格へアピール

次回先発は9月3日(日本時間4日)

September 2nd, 2025

ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太(37)が1日(日本時間2日)、ニューヨーク州内で自主トレを行い、3日(同4日)のウースター(レッドソックス3A)戦に備えた。マイナーのレギュラーシーズンは21日が最終戦。前田は残された4登板でメジャー昇格をアピールする。

「今は、キャッチボールの感触もかなりいいです。春先は、ボールが抜ける、それを嫌がって引っ掛ける、という悪い状態でしたからね」

前日8月31日のシラキュース戦を終えると自家用車でスクラントンから、約2時間のドライブでニューヨークを訪れた。夜は個人トレーナーの松本悠平氏と馴染みの日本食レストランを訪れ、英気を養った。この日は休日を返上して次回の先発登板に備えた。約1時間半のトレーニングを終えると遠征地のウースターまで約3時間、自らハンドルを握り、運転で向かった。

来季、2026年は日本球界への復帰を目指す。そのためにも今後予定される先発登板は、日本の球団へアピールの場でもある。もちろん、ヤンキースでのメジャー昇格も諦めていない。9月からメジャーのベンチ入り登録は26人から28人に増えるが、前田の昇格はなかった。しかし今後、チーム状況によってはメジャー復帰の可能性がある。現状、メジャー試合の出場前提となる40人枠の契約外。そのため、調子が良ければメジャーに上がる、という単純な問題ではない。仮に前田を昇格させるためには、メジャー枠を開けるために誰かをDFA(メジャー40人枠を外れる措置、日本では事実上の戦力外と表現)しなければいけない。メジャー出場までの1枠を得るハードルは高い。

タイガースからDFAされた当時に抱えていた投球フォームを見失った悩みは、もうない。前田自身は日々、成長を期し試行錯誤を続けている。年齢を理由に衰えを指摘する声も耳に入り、目にも入る。だが、前田は最近ツインズ時代の映像を見直し「今の方がボールの質はいい」と自信がある。「カープにいたときよりもボールは速いし、ピッチャーとしても成長していることは間違いない」と“マエケン限界説”を否定する。

「たぶん平均球速は(ツインズ在籍時より)今の方が速い。1マイル(1.6キロ)ぐらい速いと思います。僕も自分でびっくりしました。自信持っていいんだ、と思った。自信を持てるような状況まで(調子を)戻せた」

残り少ない米国生活。与えられた登板機会でベストを尽くす。最後の最後にメジャー復帰に道がつながるのか。来季、マエケンが望むNPB復帰に向け、投げる1球すべてがアピールになる。