ダイヤモンドバックスは、20日(日本時間21日)にケテル・マルテ本人、代理人、ロブロ監督、マイク・ヘイゼンGMで話し合いを行った。指揮官は「とても有意義な話し合いだった。お互いに言うべきことを伝えられた」と語った。
マルテは15日、レッドソックス戦が行われたフェンウェイ・パークに姿を見せず制限リスト入り。当時は球団関係者やチームメイトも理由が分からず、ヘイゼンGMとロブロ監督も今回の話し合いで初めて事情を把握したとみられる。
ロブロ監督は、「ある時点で、ケガをしてフラストレーションが積み重なったのかもしれない。本人から皆さんに直接説明できることを願っている」と話した。
マルテは20日に左膝のMRI検査を受け、炎症が確認されたため注射治療を受け負傷者リスト(IL)へ移された。21日からアリゾナでリハビリを開始している。「きょうからリハビリを始める。11日後には最高の選手の一人をフィールドに戻し、残り20試合以上の最後の戦いで力になってもらいたい」とロブロ監督は期待を寄せた。
一方、今回の話し合いでは、マルテが球団に連絡せず姿を見せなかったことを含め、対応に改善すべき点があったとの認識も共有された。
「物事には正しいやり方と間違ったやり方がある。球団も、特にケテル自身も、もう少し上手く対応できたのではないかという結論に至り、本人もそれを認めている」とロブロ監督。「私は野球の試合を指揮したい。このチームにつきまとうこうしたドラマは好きではない」と胸の内を明かした。
ワイルドカード争いを続けるチームにとっては最悪のタイミングで、不在理由を知らされていなかったナインも取材対応を余儀なくされた。
多くの選手は体調を気遣う一方、復帰時には説明が必要との声も挙がる。救援投手のケビン・ギンケルは「もちろん本人から聞ければいい。多くの選手がこういう形になったことに少し不満を持っている」としながらも、「何より大切なのは膝を治し、精神的にも良い状態で戻ってチームに貢献すること」と語った。
ロブロ監督とマルテは深い信頼関係を築いてきただけに、今回の一件は大きな出来事だった。15日の試合後には涙も見せていた監督だが、「あの時はつらかった。何が起きているのか分かってからは裏切られたようにも感じた。でも、もう乗り越えた」と明かした。
次の課題はマルテが復帰した時にどう向き合うか。今は双方とも、再び焦点をフィールドへ戻すことを目指している。
