ブルージェイズのゴーズマン、憧れのイチローと感激の対面

過去の対戦では6打数無安打

October 17th, 2025

マリナーズの試合前、ポストシーズン中でもT-モバイルパークの外野では、イチローが昔ながらのスタイルでユニフォームを着てフライを捕る姿が見られる。

16日(日本時間17日)に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)の第3戦前に、ブルージェイズの先発右腕ケビン・ゴーズマンは、伝説のイチローと対面する貴重な機会に恵まれた。長髪のゴーズマンが深く頭を下げ、イチローと握手する姿が写真に収められた。

「本当に最高の瞬間だった。メジャーデビューした頃は、イチローやアレックス・ロドリゲス、デレク・ジーターといった、自分が“GOAT(史上最高)”と呼ぶ選手たちがたくさんいた。彼らはみんなアメリカンリーグに所属していて、若いピッチャーだった自分にとって、彼らと対戦するのは本当に楽しかった。幸運にもイチローを一度三振に取ることができたので、彼は自分の中で特別な記憶として残っている。そしてこれからもずっとそう言い続けるだろう」

ゴーズマンがそう振り返るのは、今から10年以上前、2014年9月25日のことだ。当時は新人で、将来のエース候補と期待されていた。

そのシーズン最後の先発登板で、彼は将来の殿堂入り選手から三振を奪っている。

ゴーズマンは球界のレジェンドたちを深く尊敬している。野球を深く学び、そしてブルージェイズの同僚たちと同じように1人の野球ファンでもある。第4戦直前にゴーズマンはイチローとの対面について語り、思い出して微笑みを浮かべていた。

「イチローはまさにプロの中のプロで、本当に素晴らしい人だ。日本だけでなくアメリカでも偉業を成し遂げたのに、今でもあんなに謙虚でいられるなんて。彼は自ら歩み寄ってきて、握手を交わし、お辞儀もしてくれて、優しい言葉をかけてくれた。ランディ・ジョンソンにも会いたかったんだ。アリゾナでの2001年ワールドシリーズ第6戦での彼の投球を見て、右投げのランディになりたいと思っていたからね。昨日はランディには会えなかったけど、イチローに会えてそれと同じくらいうれしかったよ」

ゴーズマンは今でもあの三振の場面をはっきり覚えている。2013年から2014年にかけてイチローを6打数無安打に抑えた彼は、そのことを尋ねられると目を輝かせ、何度もあの投球を頭の中で思い返している様子がうかがえた。

「あれはスプリットだった。いい球だったよ。今でもはっきり覚えている」

それから10年が経ち、ゴーズマンは当時と同じ決め球・スプリットをさらに磨き上げ、リーグ屈指の先発投手へと成長した。現在はブルージェイズで4年目を迎え、不動のエースとしてチームから厚い信頼を得ている。

彼の次の登板は、あす17日(日本時間18日)に控えるALCS第5戦だ。憧れのイチローとジョンソンがプレーしたシアトルの球場で、勝者が王手をかける重要な一戦に先発登板する予定だ。