【タイガース1-6ブルージェイズ】デトロイト/コメリカパーク、7月26日(日本時間27日)
「スクーバルと対峙するには祈るしかない」
対戦相手からそう評されるア・リーグ最有力サイ・ヤング候補を、ブルージェイズが正面から打ち破った。
タイガースとの第2戦で、トロントの右腕ケビン・ゴーズマンは6回を1安打無失点、10三振と圧巻の投球を披露した。スクーバルは5回まで65球とテンポのいい投球でブルージェイズ打線を抑えていたが、六回にゲレーロJr.、ビシェットに連続で四球を選ばれ、この回だけで31球を投じたため、6回96球で降板した。
「信じられないよ」とスプリンガーが驚嘆の声を上げた。
「ボー(ビシェット)がどれほど優れた打者か、そして俺たちがどんなチームかを示す打席だったと思う。とにかく粘る、粘る、粘る。ああいうピッチャー相手に、あんな球をカットし続けるなんて、見ていて本当にワクワクしたよ」
63勝42敗とリーグ最高勝率を誇るブルージェイズは、ここにきてギアを一段上げている。ゴーズマンがエースとして再生すると、ゲレーロJr.も復活の兆しを見せ、投打が噛み合ってきた。
ジョン・シュナイダー監督は「コンタクトの重要性」を強調する。「大投手たちと対戦する際は三振を避け、球を前に飛ばし、走塁を徹底することが不可欠だ」と語る。
事実、ブルージェイズは今季MLBで最も三振が少ない。
スクーバルからも7三振にとどめ、3四球を奪った。走塁ミス(ゲレーロJr.の三塁牽制死、スプリンガーの本塁憤死)では課題を残したが、攻撃面での粘りと対エース力はポストシーズンでも武器になるだろう。
エースにエースをぶつけて勝つ。
10月を見据えるブルージェイズにとって、これほど心強い勝利はない。チームが描く「ワールドシリーズへの道」は、確実に現実味を帯びてきた。
