ゴーズマン好投&PCA決勝HR、ライバルとのシリーズをタイに戻す

September 4th, 2026

ブルワーズ1-2カブス】シカゴ/リグレーフィールド、9月3日(日本時間9月4日)

カブスがトレード期限にケビン・ゴーズマンを獲得したのは、まさにこうした試合のためだった。同地区のライバルであるブルワーズとのカード負け越しを阻止する使命を託されたベテラン右腕は、見事な投球でチームを勝利へ導いた。

ゴーズマンが7回を好投し、MVP候補の中堅手ピート・クロウ=アームストロングが本塁打。これにより、カブスはナ・リーグ中地区首位のブルワーズとの4連戦を2勝2敗で終え、本拠地を後にした。地区順位ではブルワーズが8ゲーム差で首位に立っている。

MLBの最新ニュースを見逃さない!

この日の勝利を呼び込んだ3つのポイントを振り返る。

1. PCAが低めを仕留める

今季2度目となるナ・リーグ月間最優秀選手賞を受賞したばかりのクロウ=アームストロングは、昨日までの連敗からは完全に切り替えていた。

「もう過ぎたこととして切り替えるだけだ。今年は打席に入る前に『本塁打を打つ』と決めたとき、結果がどうであれ、かなりいい打撃ができている。その感覚を取り戻さないといけない。最初の2日間は、どうもそれがなかった」と、クロウ=アームストロングは試合前に語った。

その意識の変化が結果につながった。三回、ブルワーズ先発ローガン・ヘンダーソンから決勝の39号2ランをマーク。ストライクゾーンより下へ沈むチェンジアップを捉え、スタットキャストによると打球速度104.3マイル(約167.9キロ)で中堅席へたたき込んだ。地面から1.20フィート(約0.37メートル)の高さに来た球で、クロウ=アームストロングが今季本塁打にした投球のなかでは最も低かった。

MLB.comのサラ・ラングスによると、クロウ=アームストロングは2024年以降、地面から1.20 フィート(約0.37メートル)以下の投球を5本の本塁打にしており、同期間ではメジャー最多だ。

これで40号まであと一打。左打者としてシーズン40本塁打以上を記録したのは、これまで1970年に42本を放ったビリー・ウィリアムズだけで、若きスターが殿堂入りしたレジェンドに並ぼうとしている。

2. ゴーズマンの快投

前回のレッズ戦では苦しい登板となったが、この日は本来の力を発揮した。

速球を軸としながら、代名詞のスプリットも効果的に操った。スプリットの空振り率は60%(20球のうち12球)。9三振を記録し、トレード期限にカブスへ加入して以降では1試合最多となった。

唯一の失点は、四回にアンドリュー・ボーンから浴びたソロ本塁打のみ。それ以外はブルワーズ打線を単打4本に封じ、得点圏では5打数無安打に抑えた。

3. ゼファージャンとロリソンが勝利を守る

ここ2週間、カブスのブルペンが抱える問題はたびたび取り上げられてきた。しかし、ゴーズマンの好投によって、救援陣は理想的な状況でマウンドに上がることができた。

まず、トレード期限にエンゼルスから獲得されて以降、好不調の波があったライアン・ゼファージャンが八回に登板し、ブルワーズの上位打線3人を危なげなく退けた。そして九回はライアン・ロリソンが登板。しっかりと3者凡退に抑え、左腕がセーブを挙げた。