【トレード】カブスがゴースマン獲得へ、ポストシーズン見据えた投手補強

August 3rd, 2026

カブスがブルージェイズから右腕ケビン・ゴーズマンをトレードで獲得することが、関係者の話で分かった。ブルージェイズは見返りとして、マイナーリーガーの遊撃手タイ・サウスシーン(球団プロスペクトランキング13位)と外野手ブレット・ベイトマン(同21位)を獲得する。両球団から正式な発表はない。

ゴーズマンは2022年シーズン開幕前、5年総額1億1000万(約165億円)ドルの契約でブルージェイズに加入。この契約は瞬く間に、球団史上屈指のFA補強の一つとなった。契約金額に十分見合う、あるいはそれ以上の働きを見せ、マウンドでは安定感を発揮し続け、マウンド外でも模範的なチームメートだった。オリオールズ時代にはトッププロスペクトとして期待されながら、その後は複数球団を渡り歩き、ブルペンへの配置転換やDFAも経験。やがて投球スタイルを一新し、ブルージェイズとの契約をつかんだ。現在、現役投手でゴースマンを上回る通算投球回を記録しているのは、ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザー、クリス・セール、ホセ・キンタナ、パトリック・コービンの5人しかいない。

今季は115回2/3を投げて防御率4.51と、過去数シーズンほど目を引く数字ではない。それでも、35歳の右腕は最近になって状態を上げており、ポストシーズンの先発ローテーションでも中心的な役割を担える。ポストシーズンでは計30回2/3を投げて防御率2.93。ア・リーグ地区シリーズと同優勝決定シリーズでともに第1戦に先発し、ドジャースとのワールドシリーズでも2試合に先発した。

好調時のゴーズマンは、打者に真っ向から勝負を挑む攻撃的な投手だ。最大の武器は、キャリアを好転させ、球界屈指の奪三振能力を誇る先発投手へと変貌させたスプリットだ。ブルージェイズで最高のシーズンとなった2023年には、ア・リーグ最多の237奪三振を記録し、サイ・ヤング賞投票でも3位に入った。

今季終了後にFAとなるゴーズマンは、2027年以降も現役を続けるかどうかを、まだ公には明言していない。それでも、まだ投げ続けられると判断すれば、リーグ全体から関心が寄せられるだろう。ただし、その決断は新天地での戦いがどのような結末を迎えるかにも左右されるかもしれない。ゴーズマンは今も、念願のワールドシリーズ制覇を追い求めている。