マイナーリーグの『ちびっこ審判』将来の夢は

June 9th, 2025

野球少年少女の多くは、大きくなったらメジャーリーガーになりたいと夢を持つ。でも、すでに審判のユニフォームを着ている子はあまりいない。

先週、ダブルAのペンサコーラ対コロンバス戦に、審判のフル装備の審判ユニホームに身を包んだ13歳の少年が現れた。

少年の名はブラッドリー・ヴィンソン君。防具を身に着け、父ジョンさんと並んで防護ネット越しに、まるで本物の審判さながらにストライクやボールの判定を下していた。

「試合を仕切るのが楽しい」とブラッドリー君は笑顔を見せる。

彼が審判に興味を持ち始めたのは、マイアミマーリンズの試合を見たのがきっかけで、その後、春季キャンプやマイナーリーグの試合を見に行くうちに、ますます審判業に情熱を燃やし始めた。

ブラッドリー君の『ちびっこ審判』姿はフロリダのマイナー球場でおなじみになっている。現役審判クルーからは、判定用クリックやブラシなど審判グッズを譲り受けることもあるそうだ。父のジョンさんは「朝起きてから寝るまで、ずっとストライクやボールをコールしてるよ。学校から帰るとYouTubeで審判の動画を見て研究しているよ」と息子の夢中ぶりを語る。

「観客は応援してくれるよ。でもまちがったコールをすればブーイングもされるだろうね」と、試合の緊張感もブラッドリー君にとっては大切な経験だ。

目標は大きく、将来はメジャーリーグのワールドシリーズで球審を務めることだという。

「いつかワールドシリーズの舞台で、ストライクとボールをコールしたいんだ」と力強く語るブラッドリー君。少年審判の夢は、着実に現実へと近づいている。