メッツの右腕、千賀滉大(32)が、当面メジャーで登板する見込みは薄い。
18日、千賀は3Aシラキュースで先発し、3回2/3を4失点。チームはリーハイバレー(フィリーズ傘下3A)に2−8で敗れた。一夜明けた19日、千賀は球団首脳と面談し、メジャー復帰を検討する前にもう1度登板が必要だと伝えた。問題は、マイナーのレギュラーシーズンが21日で終了するため、実戦形式で打者と対戦できる場をメッツが用意しなければならない。
「実戦での対戦機会をどこで与えるか、いま調整している。ボールの質をみると状態は落ちていた。球速や投球の精度もそうだ。変化球のキレもなかった。映像を見れば分かる。それが(もう一度ライブBPなど)実戦で打者と対戦したいと、千賀が希望する理由の一つだろう。本人はその課題に引き続き取り組みたいと考えている」
カルロス・メンドーサ監督は右腕の今後について説明した。
前半戦に14先発で7勝3敗、防御率1.39と好投した同一人物とは思えない。右太もも裏の負傷から復帰後は苦しみ、7月11日に負傷者リストから戻って以降の8先発では未勝利で防御率6.56と不振に陥っている。
メンドーサ監督は千賀が身体的には100%健康だとしつつ、マウンド上の不安定さの理由は依然不明だと説明した。「(体調に)問題はないし、どこかをかばって投げている様子もない。メカニクスなのか、別の要因なのか、こちらとしてはまだ十分に復調をサポートできていない。(不調の原因が何か)結論には達していない段階だ。身体面は問題ない」
9月5日、千賀の了承を得て、メッツはマイナー3Aシラキュースに降格させた。3Aでは2先発で9回2/3を投げ5失点。メッツがポストシーズンに進出した場合の千賀の役割は未定で、球団は可能性を限定していない。19日の試合開始時点でメッツはナ・リーグのワイルドカード最終3枠目をめぐり、レッズとダイヤモンドバックスに2ゲーム差のリードを保っている。
メンドーサ監督は「まずはポストシーズンに進出することだ」とチームの目標を見据えた。
