メジャーNo.1有望株グリフィンがライブBPで初本塁打

打たれたドンブコウスキーの反応が物語る新人のポテンシャル

February 18th, 2026

球界ナンバーワン有望株が、フェンス越えを放つまでに時間はかからなかった。

コナー・グリフィンが本塁打を放つのは時間の問題だった。打たれたニック・ドンブコウスキーとしては別の投手であって欲しいと思ったかもしれないが、それを受け入れたようだ。

「遅かれ早かれ最初の一本はいつか打たれるからね。どうせならイケてる相手に打たれた方がいいだろ」と笑顔で語った。

18日(日本時間19日)のライブBPに入る前、2人は朝食の席で軽口を交わしていた。

ドンブコウスキーは全力の投球を見せた。19歳の怪物から最初の2球で見逃しストライクを奪った後、3球目をファウルにさせた。しかし、内角高めのカットボールを狙った次の球が、わずかにリリースが遅れ、思っていたよりも真ん中に寄ってしまった。

グリフィンはそれを見逃さず、左翼フェンスを越える一打を放ち、今春のライブBPでの初本塁打を記録した。一方のドンブコウスキーは、チームメートや友人からの軽いいじりを受ける覚悟はできており、「理由はどうあれSNSで有名になりそうだ」と冗談を飛ばした。

「みんなからいろいろ言われるだろうけど、でも大丈夫だよ」と彼は語った。

むしろ、ドンブコウスキーの反応こそが、スイング以上にグリフィンの実力を物語っていた。昨季、左腕のドンブコウスキーがハイAグリーンズボロでリハビリ登板をしていた間、2人はチームメートだった。そこでドンブコウスキーは、グリフィンがわずか1週間で遊撃から中堅へとスムーズに転向する姿を目にした。彼は才能を見抜く目を持っている。

「彼は本当にいいやつだし、すごく謙虚だ。あれだけ才能があるのに、ああいう振る舞いをする若い選手を見るのはいいことだ」とドンブコウスキーは語った

18日、グリフィンは本塁打を打った後もそれを見上げることはなかった。彼にとって今春は本塁打や打球速度のためではなく、目標としているメジャーのロースター入りのために、やるべきことをしっかりと見据えている。

「打席で前に突っ込まず、後ろ側に体重を残すことや、頭を動かさないことなど、そういった細かい部分を毎日いろいろ試している。ただ楽しんで打つのではなく、同時に課題に取り組んでいる」とグリフィンは語った。

その結果として打球がスタンドを越えれば、それは単なるボーナスに過ぎない。

それこそが、ドン・ケリー監督がグリフィンを最も評価している点の一つだ。常に自らのアプローチを微調整し、チームメートの知恵を借り、成長のための戦略を練っている。

「これほど若い年齢で、それを理解し、対戦相手に応じて必要な調整を把握できる能力がある。 彼の野球に対する考え方は本当に頼もしいね」とケリーは語った。

打席後、グリフィンとドンブコウスキーはマウンドと本塁の中間で合流し、一緒にフィールドを後にした。その後、互いに話し合った。皮肉はなく、ただお互いがより成長するための意見交換だった。

「彼は三振を奪える有利なカウントを作っていたし、たぶん意図よりも真ん中寄りに入ってしまっただけだ。それで打者が抑えられることもあれば、打者が勝つこともある。ただの友好的な勝負で、お互いを高め合っている」とグリフィンは語った。

時には打者がSNSの話題をさらうこともあるが、ドンブコウスキーはその覚悟もできている。

「何とかして彼をメジャーに送り出さないとな」と冗談を飛ばした。

「最初の1本」は必ず誰かのものになる。今回は、スイングを磨く若き打者と、それを笑って受け止められる自信ある投手のものだった。春はそういうものだ。競争であり、同時に協力でもある。