パイレーツ愛と金メダルへの思い スキーンズが誓う2つの忠誠
【アストロズ2-5パイレーツ】フロリダ州ブラデントン/CACTIパーク、2月28日(日本時間3月1日) LECOMパークからウェストパームビーチまでは車で長時間を要する。スプリングトレーニング中とはいえ、州を横断してバスで約3時間半。負担の大きいこの遠征を、多くの選手が敬遠するのも無理はない。実際、パイレーツは2006年以降、チームとしてこの移動を避けてきた。 ましてや、ポール・スキーンズはその遠征に参加する必要はなかった。この日は登板予定もなく、しかも間もなくキャンプ地を離れるタイミングだった。それでも右腕は、その遠征に加わった。
数ミリの明暗、オルソンがスキーンズの投球にチャレンジ
野球は長い間、インチ(約2.5センチ)単位のスポーツだった。 今や、10分の1インチ(約0.3センチ)単位のスポーツになるかもしれない。少なくともブレーブスがパイレーツに3-1で勝利した25日(日本時間26日)の試合はそうだった。 参考までに、0.1インチ(約0.3センチ)は硬貨の厚さほどである。 パイレーツのエース、ポール・スキーンズ(23)がマット・オルソン(31)に投じたカウント1-1からのカーブが、ストライクゾーンから外れていた距離でもある。クリス・シーガル球審はこの投球をストライクと判定したが、オルソンがアピールのため真剣にヘルメットを叩くと、MLBの新たな自動ボールストライク(ABS)チャレンジシステムが即座に作動した。
パイレーツの球界No.1有望株グリフィン 特大フェンスを超える2HR
その一振りはスムーズで正確だった。カーブはストライクゾーンの真ん中に入り、コナー・グリフィンが今春に目にしてきた数え切れないほどの打球と同じように、ボールはホームからかなり遠くへと飛んだ。ただし、この日の打球には、それまでとは決定的な違いがあった。 そう、このホームランは公式成績に記録されるものだった。 球界最高の有望株であるグリフィンにとって、短いプロ人生の中で成し遂げてきた多くの偉業と同様に、今季のグレープフルーツリーグ(フロリダで行われるオープン戦)初本塁打も記憶に残る一撃となった。飛距離は374フィート(約113メートル)。打球初速104.8マイル(約168キロ)、ローンチアングル28度が相まって、グリーンモンスターを模したレフトスタンドにいた全員が、打球が頭上を通り過ぎて球場を飛び出す瞬間に目を奪われた。 この本塁打は、レッドソックス先発左腕レンジャー・スアレスが2ボール1ストライクから投じた一球を捉えたもの。パイレーツはこれで二回にリードを奪い、そのまま16対7で完勝した。 スアレスも脱帽だ。 「彼についてはとても良い評判を聞いていた。素晴らしい選手で、とても良い打者だ。それは見ての通りだ。球界のトッププロスペクトなら、誰もがそれを期待する。そして彼は今日、それをやってのけた。いや、驚きはしなかったよ」
メジャーNo.1有望株グリフィンがライブBPで初本塁打
球界ナンバーワン有望株が、フェンス越えを放つまでに時間はかからなかった。 コナー・グリフィンが本塁打を放つのは時間の問題だった。打たれたニック・ドンブコウスキーとしては別の投手であって欲しいと思ったかもしれないが、それを受け入れたようだ。 「遅かれ早かれ最初の一本はいつか打たれるからね。どうせならイケてる相手に打たれた方がいいだろ」と笑顔で語った。
パスカンティーノが打線を牽引し、シーソーゲームを制す
【タイガース8-10 ロイヤルズ】デトロイト/コメリカパーク、8月24日(日本時間25日) ア・リーグ中地区の首位タイガースと2位ロイヤルズのシリーズ第3戦は、ロイヤルズに軍配が上がった。 試合前にロイヤルズの3Aチームの1試合10本塁打の話題が出ると、マット・クアトラーロ監督は「うちもそれをやりたいね」と冗談めかして語った。本塁打は2本だけだったが、多彩な攻撃でタイガースから勝利をもぎ取った。
大量15得点でタイガースに連勝
【タイガース7-15マリナーズ】デトロイト/コメリカパーク、7月12日(日本時間13日) 『引きずらない精神力』は野球において、隠れたスキルの一つだ。 致命的なエラーをしても、翌日には新しい試合がある。満塁弾を浴びても、次の登板が待っている。なかなか安打がでなくても、打席はまた回ってくる。 この精神はチームにとっても重要だ。例えば、マリナーズ。パイレーツとのホーム3連戦を完封スイープしたと思ったら、直後のカードでヤンキースに3連敗。勢いをくじかれた中で、今季MLB最強のタイガースとのアウェイ3連戦を迎え、しかも初戦は、オールスター先発投手のスクーバルとの対戦。このまま連敗を重ねるのではという不安もあった。
16戦無敗のスクーバル切り崩しマリナーズが大勝
【タイガース3-12マリナーズ】デトロイト/コメリカパーク、7月11日(日本時間12日) 野球で『珍しいプレー』と言えば何を思いつくだろうか? トリプルプレー、サイクルヒット、マダックス。これらのうち一つでも試合で見ることができれば、相当幸運の持ち主だと言える。この日の試合ではそれに匹敵するような二つの出出来事「タリク・スクーバルの黒星とドノバン・ソラーノ(37)の三塁打」が起きた。