カブス、タッカー負傷交代も打線つながり快勝

検査の結果は軽症の見込み

June 1st, 2025

クラブハウスに戻ってきたカイル・タッカーの鼻には、初回の二盗の際に外れたヘルメットが顔にぶつかってできた擦り傷ができていた。

「見た目よりは大したことないよ」とタッカーは語った。

このプレーで実際に痛めたのは右手の薬指。これが原因でタッカーは五回に途中交代となった。しかし、カブスはその後も安定した攻撃とジェイムソン・タイオンの好投もあり、ナ・リーグ中地区のライバルであるレッズを7-3で下した。

タッカーはレントゲン検査の結果、骨に異常は見られなかった。本人もクレイグ・カウンセル監督も共に重症ではないと楽観視しており、月曜日のオフを挟むことで、早ければ火曜日のナショナルズ戦での復帰も視野に入れている。

「長くても1日か2日で済むと思っている」とカウンセル監督も伝えた。

タッカー自身も「休むのは好きじゃないし、毎日プレーを続けるためにベストを尽くす。それが自分のスタイルだ」と出場への意欲を語った。

タッカーは今季ここまで全59試合に出場し、2番打者として打率.284、出塁率.394、長打率.524で、12本塁打、39打点をマーク。四球数は40で、三振数32を上回るほか、16盗塁、44得点と打撃や足で存在感のあるプレーをしている。

また、タッカーの存在は打線全体にも好影響を与えている。後ろを打つ鈴木誠也が好調を維持しているように、タッカーのパワーと選球眼が、カブスの攻撃に深みをもたらしているのは間違いない。

だからこそ、タッカーが五回に退いた場面では緊張が走ったが、それでも崩れずに勝利を掴んだチームの対応力の高さも印象的だった。

「彼は素晴らしい選手だ。いてくれると助かる」と6回1/3を2安打に抑えた先発のタイオンは信頼を口にしつつ「でもうちにはプロフェッショナルな選手が多くいて、誰かが抜けてもパニックになることはない。一人一人が自分の仕事を全うするだけだ」とチームの層の厚さにも自信を示した。

初回、タッカーはニック・マルティネスの投球を右足に受け出塁。その直後に盗塁を試みたが、この際に鼻と指を痛め、2023年9月11日から続いていた盗塁成功記録も29でストップした。その後もタフに試合に出続け、三回には右翼フェンスの茂みに入るエンタイトル・ツーベースを記録。その後、ピート・クロウ=アームストロングのタイムリーで生還した。

その後、ダンズビー・スワンソンのタイムリー二塁打や、マイケル・ブッシュの2ランが飛び出し、カブスは一挙4得点。ブッシュは5回にもタイムリーを放ち、七回にはニコ・ホーナーが走者一掃の2点タイムリーで試合を決定づけた。

「毎日違う選手が活躍してくれる。こういう打線こそが、安定して結果を出すことができる」とカウンセル監督も強力打線に手応えを示した。

タッカーの存在がその打線の安定感を支えていることは間違いない。

タッカーは五回の打席を最後に、大事をとって交代した。「スポーツをやってれば、ケガはつきもの。次の試合に出られるように準備するだけさ」と前向きに語った。