「キング」タッカー、凱旋試合でアストロズを圧倒

鈴木はキャリアハイを更新する22号

June 29th, 2025

アストロズ3-12カブス】ヒューストン/ダイキンパーク、6月29日(日本時間30日)

ダイキンパークのライトスタンドには、金色の王冠をかぶった人々が集結していた。前日にも見られたこの光景は、「キング・タック」の愛称で親しまれたカイル・タッカーの古巣凱旋を祝うものだ。

アストロズをポストシーズン進出とワールドシリーズ制覇を牽引してきた「キング」は、かつての本拠地で4安打1本塁打と大車輪の活躍を披露。その顕在ぶりを示した。

四回、かつてのチームメートのマカラーズ.Jrの初球を捉え、打球速度170キロのライトスタンドへの3ランをマーク。今季17号となるアーチで、かつてのファンたちへシカゴからのお土産をプレゼントした。

これに対して、観客からは歓声とともにブーイングも飛び交った。これまで62本の本塁打をこの球場で記録してきたタッカーだが、敵チームの選手としては初めてだった。

このタッカーの一撃を皮切りに、四回は一挙7得点のビッグイニングに。続く鈴木誠也が三塁打を放ち、マカラーズをノックアウトした。ブッシュとホーナーが連続本塁打、イアン・ハップが適時打、PCAが犠牲フライを放ち試合を決定づけた。

ナ・リーグのオールスター先発メンバー投票(フェーズ2は月曜開始)でファイナリストとなっているタッカーは、この試合でサイクルヒットまで、あと三塁打のみという活躍。初回には安打と今季20個目となる盗塁、六回には二塁打で得点の起点となると、八回には再び安打を放ち、鈴木の2ランでホームインした。

守備でもゴールドグラブ賞受賞者の実力を発揮。四回、スタットキャストの計測で60%の捕球確率とされた右中間への大飛球を見事に走り込んでキャッチし、この回の守備を締めくくった。

鈴木はまだ6月ながら、シーズンキャリアハイの21本を超える22号をマーク。打点69は両リーグ合わせてトップタイで、打率は.261、OPSは.863となっている。