ダイヤモンドバックスは求めていた左打者を獲得した。ただ、3日午後(日本時間4日)のトレード期限までに成立させられた取引はこの1件だけで、球団には不満が残った。
ダイヤモンドバックスは、マイナーのダニエル・イーガン投手(23)、サンドロ・サンタナ投手(21)、後日発表選手との交換トレードで、カージナルスからラーズ・ヌートバー(28)を獲得した。
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ヌートバーは2027年シーズンまでダイヤモンドバックスが保有権を持つ。負傷者が相次ぐ外野陣にとって、ヌートバーの加入は大きな戦力強化となる。
ジョーダン・ローラー(24)とルルデス・グリエルJr.(32)はともに負傷者リスト入りしているが、ローラーは近く復帰する見通しだ。
トレードの詳細
ダイヤモンドバックス獲得:ラーズ・ヌートバー外野手
カージナルス獲得:ダニエル・イーガン投手(右投げ、ダイヤモンドバックス球団有望株5位)、サンドロ・サンタナ投手(左投げ、同26位)、後日発表選手
ダイヤモンドバックスは左打者の補強を優先課題としていたが、一塁手の獲得を目指すと考えられていた。ヌートバーは、ダイヤモンドバックスが直近2カ月で獲得した2人目の左打ち外野手となった。
FAのマックス・ケプラー(33)は6月7日にダイヤモンドバックスと契約し、禁止薬物違反による出場停止処分が明けた数週間後にチームへ合流した。処分の規定により、ダイヤモンドバックスがポストシーズンへ進出しても、ケプラーは出場できない。
「ヌートバーはチームに合っている」とマイク・ヘイゼンGM(50)は語った。
「今季は右投手に対して苦戦してきた。左打者の補強は、トレード期限までに解消したい大きな課題の一つと考えていた」
負傷者が相次ぐ先発陣を支える投手の獲得も、ダイヤモンドバックスの優先課題だった。しかし、3日午後(同4日)になるにつれ、成立間近とみていたトレードが相次いで破談となった。
「複数の投手について、成立直前まで進んでいた。ただ、交渉が思うように進まず、実現しなかった。多くの投手の獲得を目指し、交換要員として多くの選手を提示したが、成立しなかった」とヘイゼンGMは語った。
投手陣の強化には、ザック・ギャレン(31)、コービン・バーンズ(31)、マイケル・ソロカ(28)、ジャスティン・マルティネス(25)、ライン・ネルソン(28)の復帰が必要となる。
ダイヤモンドバックスはオールスター休暇直前から今季最高の戦いを続け、3日(同4日)の試合前にはフィリーズと並び、ナ・リーグのワイルドカード2位につけていた。
パドレス、フィリーズ、パイレーツなど、ワイルドカードを争う球団が大型補強を進めた中、ヘイゼンGMは戦力をさらに強化できなかった結果に不満を感じている様子だった。
他球団との条件が合わなかったのか。それとも、提示した交換条件で上回られたのか。
「分からない。球団有望株の最上位まで含め、かなりの条件を提示した」とヘイゼンGMは語った。
「相手の要求によっては、メジャーの戦力を放出できないと判断する必要があった。救援陣の選手や、チームに必要な若手を放出すれば、より大きなリスクを伴う。ただ、有望株に関しては、非常に積極的に動いたと考えている。チームがこれだけ良い戦いをしているだけに、さらに補強したかった」
ヘイゼンGMに続いて会見したトーリ・ロブロ監督(61)は、異なる受け止め方を示した。
「私は実際、この状況を気に入っている。現在の26選手を信頼しているし、新たに1人が加わる。26人プラス1人だ。このチームは良い野球ができる。選手たちが今後どのような方向へ進むのか、とても楽しみにしている。他球団から2、3人を連れてきて、チームに組み込む必要もない」
ヌートバーは昨年10月に両かかとの手術を受け、今季開幕から約2カ月を欠場した後、6月上旬にカージナルスの打線へ復帰した。
近年は両かかとのハグルンド変形による痛みに悩まされ、2025年にはキャリア最低の成績に終わった。珍しい症状だったが、手術は効果を上げたようで、今季は以前に近い打撃成績を取り戻している。
2025年はメジャー昇格後初めてOPS+(リーグ平均を100とする打撃指標)が100を下回った。2026年は出塁率.333、OPS.687を記録。コンタクトを重視する打撃と優れた選球眼を備え、出塁能力の高い打者として評価されている。守備では外野の3ポジションすべてを経験している。
メジャーでは大半のシーズンで、リーグ平均を上回る打撃成績を残してきた。今季終了後に3度目で最後の年俸調停対象となり、2027年シーズン終了後にFA資格を得る。
