パドレス、ジオリトと1年契約に合意

April 22nd, 2026

開幕から4週間が経過し、パドレスはメジャー最高勝率で並んでいる。そして、チーム最大の懸念事項を解消した。

パドレスは22日(日本時間23日)、フリーエージェント(FA)右腕のルーカス・ジオリト(31)と1年契約に合意した。2027年シーズンの相互オプション(選手と球団の両者に契約延長の選択権)も含まれている。

ジオリトは、ニック・ピベッタ(33)、ジョー・マスグローブ(33)、グリフィン・キャニング(29)を欠いている先発陣に不可欠な層の厚さをもたらす(昨年10月に右肘の手術を受け、今季絶望となっているダルビッシュ有(39)は言うまでもない)。

予想外にFA期間が長期化したジオリトには、カブスなど他球団も獲得に動いていた。契約に備え、常に投球練習を行い準備を整えてきた。

当然ながら、ジオリトは調整のためにマイナーで数試合に先発する必要がある。1Aレイク・エルシノアで実戦登板を開始する予定だ。球団はメジャー昇格の予定を明言していないが、契約上の規定により、25日以内にメジャーの26人枠に入る。

ジオリトへの期待

ジオリトは、2024年シーズンを右肘側副靱帯(UCL)の手術で全休したが、2025年には別人のような、そして効果的な投手としてマウンドに戻った。26試合に先発して防御率3.41をマーク。手術前の2シーズンで苦しんでいた状態から、著しい改善を遂げた。2022~23年にホワイトソックス、エンゼルス、ガーディアンズで投げた63試合の先発では、防御率4.89だった。

パドレスは、ジオリトがオールスターに選出され、2019年、2020年、2021年にサイ・ヤング賞の得票も得た当時の姿を取り戻すことに期待している。

手術からの復帰後、昨季はレッドソックスでの最初の7試合では防御率6.42と苦しんだが、その後の19試合では防御率2.51をマーク。右肘の問題(軽微と見られている)により、レッドソックスのワイルドカードシリーズの出場メンバーからは外れていた。

2025年のフォーシームの平均球速は93.3マイル(約150.2キロ)で以前の平均値と一致している。4つの球種には、スライダー、チェンジアップ、そして使用頻度の低いカーブがある。

パドレスの先発ローテーションの現状

負傷者はいるものの、パドレスのローテーション上位は比較的強力だ。マイケル・キング(30)とランディ・バスケス(27)は、今季の開幕1カ月で素晴らしい成績を残している。

しかし、ローテーションの中盤には依然として明確な補強の必要性があった。特にピベッタが右肘屈筋の張りで負傷者リスト(IL)入りしてからは顕著だった。チームはピベッタが手術を回避できると確信しているが、クレイグ・スタメン監督(42)は、回復には「数週間、あるいは数カ月」を要すると明かした。

その間、マスグローブとキャニングが負傷からの復帰を目指している。しかし、2024年10月にトミー・ジョン手術を受けたマスグローブは、春季キャンプ中に回復が遅れ、まだマウンドからの投球を再開していない。

そのため、パドレスのローテーション後方は現在、ウォーカー・ビューラー(31)、ヘルマン・マルケス(31)、マット・ウォルドロン(29)が担っている。この3人の防御率は合計で5.18。パドレスがこれほど好スタートを切った結果はある種、驚異的だ。だが、ビューラーとマルケスは直近の先発登板で、それぞれ期待の持てる内容だった。

今後の展望

ローテーション後方の3人は、先発に残るために結果を残し続けなければならない。

昨年6月の左アキレス腱断裂からリハビリ中のキャニングは、おそらくあと数試合のリハビリ登板が必要で、5月上旬に復帰する可能性がある。一方、ジオリトは25日以内に登録メンバーに加えられる必要があり、期限は17日(同18日)となる。

だが、そこまで時間がかかるという決まりはない。もしジオリトの準備が早く整い、ローテーション後方が依然として苦しんでいるならば、5月上旬にデビューする可能性もある。

それまでは、肘の問題を抱えるピベッタやマスグローブの復帰を急ぐ必要性も低くなる。パドレスは2人がいなくても、確実に持ち堪えることができている。2人が戻れば、先発投手陣に大きな後押しとなるだろう。

現時点では、ジオリトの獲得がローテーションのパズルをすべて解決するわけではない。たとえ準備が整ったとしても、負傷や層の薄さへの懸念は残る。しかし、開幕4週間で優勝争いに加わることのできる実力を示しているチームにとって、最大の疑問符を解消するための第一歩だ。