韓国のスター、ソン・ソンムン、パドレスと4年契約
活発な動きを見せるパドレスが、市場で最も注目されていた海外FA選手の一人を獲得した。22日(日本時間23日)、内野手ソン・ソンムンとの4年契約を締結した。 この契約のニュースは19日(同20日)に報じられた。先発投手のマイケル・キングとの再契約に合意した、わずか数時間後のことだった。
キングと再契約したパドレスの次なる一手は?
パドレスは、マイケル・キングを3年契約で呼び戻し、今オフ最初の大きな動きを見せた。キングのような右腕を必要としていた先発ローテーションにとって、極めて重要な契約だ。 球団からの発表はまだないが、19日に正式決定する見通しだ。 今オフの最優先事項は常に先発投手だった。ダルビッシュ有が2026年シーズンを全休する見込みとなり、ディラン・シースがブルージェイズと契約した今、その重要性はさらに増している。 切望していた主力先発投手を確保した今、パドレスの次なる一歩は何だろうか。他にどの補強を検討しているのか。そして、それはトレードによるものか、それともフリーエージェント(FA)によるものか。詳しく分析する。
右腕マイケル・キング、3年契約でパドレス残留(関係者取材)
パドレスは今オフ、先発投手を必要としていたが、遠くまで探しに行く必要はなかった。 右腕マイケル・キングが、3年契約に合意したことを8日(日本時間19日)、複数の関係者がMLB.comに明かした。総額7500万ドル(約116億円)で最初の2シーズンの終了後にそれぞれオプトアウト(契約破棄権)が付いている。球団からはまだ正式な発表はない。
リハビリに集中するダルビッシュ有、マウンド復帰は不透明
右肘の手術から約1カ月半が過ぎたダルビッシュ有は15日(日本時間16日)、マウンドに戻れるかどうか自分でも分からないと率直に語った。 サンディエゴのロナルド・マクドナルド・ハウスのチャリティーイベントに出席した39歳のダルビッシュは、こう話した。 「今は将来的に投げることは、今のところは考えていないので、すごく複雑に聞こえるかもしれないですけど、今はそういう考え(メジャー復帰をする前提)でリハビリはしていません。また自分が投げたいと思ったりとか、そういうステージ(メジャーのマウンド)に立てると思えば、また帰ってこようとすると思います」 同世代で最も実績のある投手の1人としてのキャリアが、このまま終わる可能性もある。ダルビッシュは今季、右肘の不調を抱えながら投げ続け、その後、屈筋腱の修復と内側側副靱帯へのインターナルブレース(人工靱帯)装着の手術を受けた。 10月下旬の手術後、ダルビッシュは自身のSNSで「また気持ちよくボールを投げられるように、リハビリ頑張ります」と目標を示した。そうして再びボールを気持ちよく投げられるようになったとき、その舞台がメジャーになるかどうかは、今の段階では見えていない。
パドレスの剛腕メイソン・ミラーはブルペン残留へ
パドレスはおそらく球界最強のブルペンを擁してオフシーズンを迎えた。そして、それを来季も維持する方針だ。 剛腕メイソン・ミラーの2026年シーズンの役割について、数カ月間にわたって様々な憶測が飛び交っていたが、クレイグ・スタメン新監督は8日(日本時間9日)、引き続きブルペンで起用する方針であることを明かした。エイドリアン・モレホンとデービッド・モーガンも引き続きリリーフの一角を担う予定だという。先発陣が手薄というチーム事情もあり、この3投手には先発転向の可能性が取り沙汰されていたが、球団内で議論を重ねた結果、強力ブルペンを維持する方向で決着がついたようだ。
パドレスが中継ぎ右腕アドコックを獲得、1年契約
すでに層の厚いパドレスのブルペンに、新たな戦力が加わった。 パドレスは4日(日本時間5日)、右腕タイ・アドコックと1年のメジャー契約で合意に達したと発表した。
パドレスの焦点は投手陣!ウィンターミーティングの注目ポイント
フロリダ州オーランドでのウィンターミーティング開幕を1週間後に控え、パドレスは多くの課題に向き合う必要がある。 2026年のロースターは、トレード期限にメイソン・ミラー、フレディ・フェルミン、ラモン・ローレアーノを加えたことで、ある程度形が見えてきた。それでも依然として穴は多く、特に先発ローテーションは深刻な補強ポイントのままだ。 昨年は比較的静かに過ごしたパドレスだが、GMのA.J. プレラーはウィンターミーティングで大胆な補強を行ってきた実績を持つ。今年はその中間程度の動きになると予想される。昨年ほど大人しくはないだろうが、ウィル・マイヤーズ、ザンダー・ボガーツ、フアン・ソト級の大物を獲得するとは考えにくい。 以下はそんな今年のウィンターミーティングに向けた注目ポイントだ。
シース、キングが共にQO拒否 先発ローテは補強急務
ディラン・シースとマイケル・キングが予想されていた通りクオリファイング・オファー(QO)を拒否した。両者は完全にフリーエージェント(FA)となり、他球団と契約した場合、パドレスはドラフト補償を受け取ることになる。なお、パドレスは2025年にぜいたく税のライン(CBT)を超えていたため、その指名権は4巡目終了後となる。 2人の退団が濃厚となった上、ダルビッシュ有が10月29日に右肘の手術を受け、2026シーズンの全休が決まっており、パドレスは先発投手の補強が急務となっている。
左腕ハートが球団オプション付きの1年契約でパドレス残留
17日(日本時間18日)、パドレスは左腕カイル・ハートと2027年シーズンの球団オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。契約条件の詳細は現時点では明らかにされていない。 ワールドシリーズ終了後、パドレスは32歳のハートの年俸500万ドル(約7億5000万円)の球団オプションを破棄。これにより、ハートはフリーエージェント(FA)になったが、より安価な契約でパドレスがハートを呼び戻す可能性はあるとみられていたが、それが実現した。 パドレスに加入した今季は苦戦続きで、20試合(うち6先発)に登板して防御率5.86。シーズンの大半をマイナー3Aのエルパソとメジャーを行き来しながら過ごしたが、シーズン終盤にブルペンの一員として開花の兆しを見せ始めた。球速がアップしただけでなく、最大の武器であるスイーパーの変化量も大きくなり、威力が増した。
ゲレーロJr.がエンターテイナー賞、新人クラークはベストプレー賞
2025のMLBシーズンについて声を大にして言いたい。 「最初から最後まで、最高に楽しかった」 球界最大のエンターテイナーの2人、一塁手ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)と外野手デンゼル・クラーク(アスレチックス)が、13日(日本時間14日)のMLBアワードで表彰された。
パドレス売却か? サイドラー家が経営見直しへ
パドレスは11月13日、球団を保有するサイドラー家が、球団の将来に関するあらゆる選択肢を検討すると発表した。その中で「球団売却の可能性」もその一つとして明言されている。 パドレス会長のジョン・サイドラー氏は声明で次のように述べた。 「家族は、パドレスとの将来を評価するプロセスを始めました。その中には球団売却の可能性も含まれます。私たちはこの過程を誠実かつ専門的に進め、ピーター(故ピーター・サイドラー氏)の遺産とパドレスへの愛を尊重しながら、フランチャイズの長期的な成功の土台を築くつもりです。このプロセスの間も、2026年シーズンに向けて選手・職員・ファン・地域社会に注力し、ワールドシリーズ制覇を目指します」 サイドラー家の歩みと遺産 サイドラー家は2012年、前オーナーのジョン・ムーアズ氏から8億ドル(約1200億円)で球団を買収したオーナーグループの一員として、パドレス経営に参画。当初はロン・ファウラー氏が2012~20年までエグゼクティブ・チェアマンを務め、その後、主要投資家の一人であったピーター・サイドラー氏が2020年オフに球団統括責任者(コントロール・パーソン)としてチーム運営を引き継いだ。 ピーター氏はその後3年間、チームの成長を主導したが、2023年11月に逝去。その後も球団はサイドラー家が保有し、ビジネスパートナーのエリック・クツェンダ氏が1年間、暫定的な統括責任者を務めた。2025年シーズン開幕前には、ピーター氏の長兄であるジョン・サイドラー氏が正式に会長に就任している。 黄金期を築いた13年 サイドラー家のオーナーシップ下で、パドレスは球団史上最高の時代を迎えた。過去6シーズンで4度のポストシーズン進出を果たし、2024・25年と球団史上初の2年連続90勝超えを達成。近年はフランチャイズの枠を超え、リーグ屈指の人気球団へと成長した。客動員数も驚異的な伸びを見せている。2025年シーズンはペトコ・パークでの81試合に計343万7201人が来場し、そのうち72試合が満員札止め。いずれも球団記録を更新し、地域密着の象徴となった。 今後の見通しと次章への準備 現時点では、売却や再編の具体的なスケジュール、内容は明らかになっていない。球団によると、サイドラー家はこのプロセスをBDT & MSD Partners社と共に進めていく予定だという。声明では「プロセス完了まで、サイドラー家およびパドレスはこれ以上のコメントを控える」としている。 一方で、パドレスはすでに2026年シーズンへ向けて始動しており、クレイグ・スタメン新監督のもと、スター選手を多数擁する戦力で再び優勝を狙う。チームは「すべてのリソースをワールドシリーズ制覇に注ぐ」と改めて強調している。
プレラーGM、パドレスの先発投手補強が最大の課題
パドレスはこのオフ最初の課題をクリアした。新監督としてクレイグ・スタメンを招聘した。次のステップは、スタメンがボールを託せる先発投手を見つけることだ。 「どの球団も、毎年この時期には先発投手の話をしている」とパドレスのA.J.プレラーGMは語った。 「だが、(マイケル)キングと(ディラン)シースがFAで(ダルビッシュ)有が負傷中という状況では、このオフ最大の補強ポイントになる」 ラスベガスで開催されているGM会議はオフシーズンの“非公式な幕開け”となる。確かにどの球団にも先発投手は必要だ。しかし、パドレスほどその必要性が切実なチームは多くない。このオフ、ローテーションに少なくとも2枠の空席を抱え、さらにマイナーの先発投手層も薄くなっている。
未経験のスタメン新監督が適役な理由4つ
パドレスが次期監督にクレイグ・スタメンを起用したというニュースは、野球界にとって大きな驚きだった。 まず第一に、スタメンは報道されていた最終候補者リストには含まれていなかった(リスト外にもう1名候補がいることは知られていたとはいえ)。そしてもう1つの理由として、スタメンはこれまで一度も指導者経験がなく、わずか2年前に13年間のメジャーリーグ投手としてのキャリアを終えたばかりだった。 しかし、球団内部の関係者にとってはこの人選には十分な理由があった。以下は、パドレスが第24代監督としてスタメンを選んだ4つの理由である。
ダルビッシュ有、右肘の手術で2026年は全休
パドレスのダルビッシュ有(39)が右肘の内側側副靱帯(UCL)補強手術を受け、来季を全休することが球団の発表で明らかになった。また、本人も自身のSNSを通じて発表した。 手術はテキサス州アーリントンでキース・マイスター医師によって行われ、屈筋腱の修復も含まれていた。39歳のダルビッシュは今後12〜15か月の離脱が見込まれている。
守護神スアレス退団、ペラルタは残留へ
パドレスは3日、2人の主力リリーバーが来季に向けた決断を下した。 右腕ロベルト・スアレスは、2年総額1600万ドル(約24億円)のプレイヤーオプション(選手に契約延長の選択権)を破棄し、予想通り退団する。一方で、左腕ワンディ・ペラルタは1年445万ドル(約6億6000万円)のプレイヤーオプションを行使し、2026年シーズンもチームに残留する。ペラルタは来季終了後にも、同額のプレイヤーオプションを保持している。 スアレスの退団により、パドレスは2度のオールスター選出経験を持つ守護神を失う。しかし、リーグ屈指のリリーフ投手陣を持つパドレスにとっては、大きな問題になるとはみられていない。 後任クローザーの最有力と見られているのは、右腕メイソン・ミラー。ただ、来季は先発に転向させる可能性も浮上しており、A.J.プレラーGMは10月のシーズン終了時の会見でこの件に触れていた。
キング、契約延長権利を放棄、FAへ(関係者取材より)
パドレスの右腕、マイケル・キング(30)は球団と本人の契約延長において、自分側の選択権を辞退し、フリーエージェント(FA)となった。事情に詳しい関係者が2日(日本時間3日)、MLB.comへ明かした。 フアン・ソト(現メッツ)のトレードで加入して以降の過去2シーズンをサンディエゴで過ごしたキングは、球団側の契約延長選択を受け入れていれば1500万ドル(約22億8000万円)を受け取っていたが、辞退したためパドレスからキングに375万ドル(約5億7000万円)が支払われる。 この判断自体は想定通りで、次の手続きが焦点になる。パドレスは6日までにキングへクオリファイングオファーを提示するか決める必要がある(今オフの額は2205万ドル=約33億5000万円)。提示された場合、キングは受諾するかどうかを1週間以内に決める。 キングはフリーエージェント市場でより大きな契約を得られる見込みが高く、そのクオリファイングオファーも辞退する可能性がある。そうなれば、パドレスはドラフト指名権を得る。2025年にラグジュアリータックス(チーム総年俸2億4100万ドル=約366億円をオーバーするとぜいたく税の対象)を超過しているため、その指名権はドラフト4巡目の後に与えられる。
歴史的な第7戦が伝える4つのストーリー
【ドジャース5-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、11月1日(日本時間11月2日) なんという第7戦、そしてなんというワールドシリーズだろう。 ドジャースが再び王者に輝いた。そして今回は、信じられないほど劇的な勝利だった。九回にミゲル・ロハスが同点本塁打、延長11回にはウィル・スミスが決勝弾を放った。 ここでは、延長11回の決戦から見えた4つのポイントを振り返る。
山本、中0日で登板の可能性も
ワールドシリーズ第6戦に勝利した直後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「あすの第7戦では全員が出場可能だ」とコメントした。 どうやら冗談ではなかったようだ。 その「全員」の中には、前日に6回1失点と好投した山本由伸(27)の名前さえ含まれるかもしれない。山本は試合前、フィールドで軽く投球練習を行っており、ロバーツ監督は「試合後にチーム全体でプランを話し合う予定だ」と語った。
- 山本の第6戦の投球を分析 直近2度の完投とは全く違うスタイルで好投
WS第6戦を決着させたダブルプレー 数字で見るキケのスーパープレー
ドジャースは九回、2点のリードを保っていた。1死二、三塁で、打席にはワールドシリーズ制覇を決める決勝点の走者となるヒメネスが入った。ヒメネスはグラスナウの直球を逆方向に飛ばすと、二塁走者バージャーはハーフウェイで待機し、もしボールが落ちれば同点打を狙えると踏んだ。 「落ちるな」 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督がそのとき考えていたのは、それだけだったと記憶している。 「落ちるな」 ボールは落ちなかった。そしてバージャーは二塁に戻れなかった。そしてドジャースはワールドシリーズ第6戦に3-1で勝利し、フォールクラシックは第7戦へと突入する。
運命の第7戦を左右する、第6戦での3つの出来事
【ブルージェイズ1-3ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月31日(日本時間11月1日) ロジャースセンターでドジャースが勝利し、2025年のワールドシリーズ(WSはついに最終、第7戦へともつれ込むこととなった。ここでは、試合直後のトロントから、試合の振り返り、そしてあすの見どころを紹介する。
ロバーツ監督、第6戦での大谷のリリーフ起用を否定
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合前会見で、大谷翔平(31)がワールドシリーズ第6戦の投手起用プランには含まれていないことを明らかにした。 では、翌日に行われる可能性のある第7戦はどうか。もしチームがそこまでたどり着ければ、登板の可能性は十分にあるという。 「今はとにかく、きょうに集中している。翔平は今日の投手プランには入っていない。だが、今夜勝てば、明日のことについて話し合う時間ができるだろう」とロバーツ監督は語った。
第5戦の注目すべきポイント 第6戦の見どころは?
勝った方が王手をかけるワールドシリーズ第5戦は、トレイ・イェサベージが12三振の快投で、ブルージェイズを勝利に導いた。ドジャース有利の下馬評を覆し、ブルージェイズは世界一にあと1勝に迫った。31日(日本時間11月1日)に行われる第6戦を前に、第5戦の注目ポイントを抑えておこう。
WS第4戦から学んだこと&第5戦の見どころ
【ドジャース2-6ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月28日(日本時間29日) 2025年のワールドシリーズ(WS)は再びタイとなった。 28日の第4戦で、ブルージェイズが6-2で快勝し、シリーズを2勝2敗の五分に戻した。ここでは、この日の試合から学んだこと、そしてそれが第5戦に意味することを3つ紹介する。
クラインがドジャースの”名もなきヒーロー”になるまで
【ドジャース6x-5ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月27日(日本時間28日) このワールドシリーズは、大谷翔平とフレディ・フリーマン、ブラディミール・ゲレーロJr.とアレハンドロ・カークのための舞台になると誰もが予想していた。実際に、第3戦で九回を終え、延長戦に突入してからもそういった展開が続いていた。 だが、MLB最大の舞台「フォールクラシック」には、こうしたスターたち以外も脚光を浴びる瞬間がある。その1人がドジャースのウィル・クラインだ。
歴史的一戦、WS第3戦5つの注目ポイント、第4戦の見どころ
【ドジャース6x-5ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月27日(日本時間28日) フレディ・フリーマンが延長18回にサヨナラ本塁打を放ち、ドジャースがワールドシリーズ(WS)第3戦で歴史に残る激闘を制した。ドジャースが対戦成績2勝1敗とリードした。 ここでは、そんな試合の注目ポイントと、第4戦の見どころを紹介する。