パドレスは3日、2人の主力リリーバーが来季に向けた決断を下した。
スアレスの退団により、パドレスは2度のオールスター選出経験を持つ守護神を失う。しかし、リーグ屈指のリリーフ投手陣を持つパドレスにとっては、大きな問題になるとはみられていない。
後任クローザーの最有力と見られているのは、右腕メイソン・ミラー。ただ、来季は先発に転向させる可能性も浮上しており、A.J.プレラーGMは10月のシーズン終了時の会見でこの件に触れていた。
「朗報は、彼が球界有数の才能を持っているということだ。マウンド上でできることが非常に多い。速球とスライダーの組み合わせによる支配力、そしてチェンジアップの成長も見られた。われわれはこれまでも何人か先発に転向させ成功してきた」
「最終的には組織全体で話し合い、意見をまとめる。そしてもちろんメイソン本人の意向も聞き、彼にとって何が最善かを見極める。オフシーズンを通してどのようなロースターができるかにもよって、より明確な方向性が決まるだろう」
仮にミラーが先発に回ったとしても、パドレスのブルペンにはエイドリアン・モレホン、ジェイソン・アダム、ジェレマイア・エストラーダらが控えており、いずれもクローザー候補となる。アダムは2月初旬に大腿四頭筋腱(左太もも)を断裂したが、2026年シーズン開幕前後の復帰が見込まれている。
それでも、2025年シーズンに40セーブ、防御率2.97、WHIP0.90を記録したスアレスの退団は痛手だ。しかし、すでにブルペン陣が厚く、先発ローテーションなど他の課題を抱えるチーム事情を考えれば、パドレスが多額を支払って再契約に動く可能性は低いとみられている。
一方のペラルタは、71試合に登板し防御率3.14をマーク。来季もモレホンとともに、貴重な左腕として、中盤を担うことが見込まれている。仮にパドレスが、中継ぎ強化を図る場合は、左腕の補強が優先されるとみられる。
また球団は、カイル・ハートの500万ドル(約7億4000万円)のプレイヤーオプションは行使されない見通しで、ユーティリティのタイラー・ウェイド(100万ドル=約1億5000万円)と捕手エリアス・ディアス(700万ドル=約10億3000万円)のオプションも行使されない可能性が高い。
一方、左翼手ラモン・ローレアーノの650万ドル(約9億6,000万円)の球団オプション(チームに契約延長の権利)は、6日の期限前に確実に行使される見込みだ。
