2025のMLBシーズンについて声を大にして言いたい。
「最初から最後まで、最高に楽しかった」
球界最大のエンターテイナーの2人、一塁手ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)と外野手デンゼル・クラーク(アスレチックス)が、13日(日本時間14日)のMLBアワードで表彰された。
The MLB Awards
• Check out the 2025 All-MLB First and Second Teams
• Mookie Betts has range, as a shortstop and as MLB Awards host
• Hank Aaron Award winners | Outstanding DH
• Comeback Players of the Year | Relievers of the Year
• Matt Arnold wins 2nd straight Executive of the Year Award
• Vlad Jr. wins inaugural Entertainer of the Year, Clarke's robbery named Play of the Year
• Carroll, PCA join Team USA for World Baseball Classic
• The 7 best moments from the MLB Open and MLB Awards in Las Vegas
• 4 AUSL stars honored at MLB Awards show
ブルージェイズと14年の延長契約を結び、チームを世界一まであと1勝の快進撃に導くと同時に、フィールド内外の振る舞いでスポーツファンを魅了したゲレーロJr.は、エンターテイナー賞を初受賞。
一方、クラークは6月のエンゼルス戦で外野フェンスをよじ登り、見事に本塁打を奪い取ったプレーが、今季のベストプレー「プレー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。
ゲレーロJr.の後見人であり親友のペドロ・マルティネスが、ゲレーロJr.に代わって賞を受け取り、ステージでは「ヤンキースの負け!(DAAAA YANKEES LOSE)」とゲレーロJr.がポストシーズンで放った決めぜりふで締めくくった。
一方のクラークは授賞式で、あのスーパーキャッチを振り返った。
クラークは片足をフェンスにかけて飛び越え、グラブをフェンスから1メートル以上離れた場所まで伸ばしてキャッチした。25歳の外野手は振り返り、「時々『これって自分?』って思うこともあれば、『あれはちょっとエグかったな』と思うこともあるし、時には『いつも通りのプレーだな』って感じることもある」と語った。
クラークは授賞式でもその個性的な性格を存分に発揮した。授賞式に出席したメンバーの中で、他に誰があのキャッチをできると思うかを問われると、ピート・クロウ=アームストロング(カブス)とコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)の名を挙げた。かつての名外野手デクスター・ファウラーでもできるかと聞かれると、ファウラーには「タイムマシンが必要だ」とジョークを飛ばした。
クラークはアスレチックスで念願のメジャーデビューを果たし、得意の守備で大活躍。さらに打撃でもOPS.646を記録した。
ルーキーシーズンの締めくくりがMLBアワードの授賞式だったことについて、クラークは「特別な気持ちだ」と語った。今季を振り返り、「まず、夢を叶えてデビューできたことが最高だった。それからはただプレーするだけの日々だったけど、シーズン終盤にケガをした時も、プレーしている間はチームに貢献できた。本当に特別な経験だった。来年が楽しみ」と話した。
クラークがこの調子を続ければ、いずれエンターテイナー賞を獲得する日が来るかもしれない。現時点では、その賞はゲレーロのものだ。彼は授賞式の司会者ムーキー・ベッツを含む数少ない有力候補の中でも、ひときわ目立つ存在だった。
ゲレーロJr.は2025年シーズン開幕前、去就問題で揺れていた。スプリングトレーニングでは契約延長が成立せず、4月になってようやく14年契約で合意。去就問題が解消されると打ちまくり、打率.292、OPS.848の活躍でブルージェイズを10年ぶりの地区優勝に導いた。
そして、ポストシーズンではさらに大活躍。打率.397、OPS1.289、わずか73打数で8本塁打を記録する一方で、その間も持ち前の遊び心と奥深い人柄の両方を見せつけた。地区シリーズで同地区ライバルのヤンキースを破った後、「ヤンキースの負け!(DAAAA YANKEES LOSE)」と言い放った場面は、ポストシーズンの名場面の一つに。しかし、続くラウンドでブルージェイズが1993年以来のリーグ優勝を果たしたときには、感極まる姿も見せた。
ゲレーロJr.に代わり、マルティネスは次のように述べた。
「彼はただプレーするだけでなく、多くのことをしています。父を敬い、家族を敬い、そしてドミニカ共和国の人々とラテンアメリカを愛しています。ブラディに代わってこの賞を受け取ることができ、大変誇りに思います」
