ホワイトソックスが、救援右腕セランソニー・ドミンゲス(31)、外野手ノーラン・ジョーンズ(28)、捕手の有望株ボストン・スミス(23)との交換トレードで、マリナーズから右腕ルイス・カスティーヨ(33)を獲得する。関係者がMLB.comのマーク・フェインサンド記者に明かした。両球団はトレードを正式発表していない。
関係者によると、マリナーズはトレードに伴う金銭をホワイトソックスへ負担しない。ホワイトソックスは、今季残りから来季までの約3000万ドル(約47億2000万円)の支払い保証分を含む、カスティーヨの残りの年俸を全額負担する。
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マリナーズでの在籍期間がどのような経緯でいつ終わったとしても、カスティーヨは近年のマリナーズの成功を支えた中心的存在だった。2022年のトレード期限にレッズから獲得した大型トレードは、今も球団史上屈指の取引に数えられる。
このトレードが、マリナーズの再建終了を象徴する転機だったと言っても過言ではない。カスティーヨは加入直後から先発陣の柱となり、球団の21年ぶりとなるプレーオフ進出に貢献した。
トレードの詳細
ホワイトソックス獲得:ルイス・カスティーヨ投手(右投手)
マリナーズ獲得:セランソニー・ドミンゲス投手(右投手)、ノーラン・ジョーンズ外野手、ボストン・スミス捕手(ホワイトソックス球団有望株15位)
33歳の今季、カスティーヨは全盛期ほどの圧倒的な球威を失ったものの、依然として多くのイニングを任せられる先発投手だ。マリナーズでフルシーズンを過ごした2023年から2025年までは、3年連続で30試合以上に先発し、175イニング以上を投げた。
ただ、2026年は20試合(17先発)で防御率5.06、ERA+(リーグ平均100)78と安定感を欠いた。開幕から9先発で苦戦した影響もあり、5月中旬から6月中旬には4試合でブライス・ミラー(27)と組み合わせる起用が採用された。
カスティーヨを救援へ完全転向させず、先発に必要な投球数を維持させた理由の一つは、まさに今回のトレードに備えるためだった。救援投手としての調整が定着すれば、トレード価値が大きく下がる可能性があった。
カスティーヨがマリナーズで最高年俸の選手であり、投手陣を支える最年長のベテランだった点も判断材料となった。
マリナーズはここ数週間、カスティーヨとエマーソン・ハンコック(27)へのオファーを積極的に聞いており、来季までに約3000万ドル(約47億2000万円)の支払いが残るベテラン右腕カスティーヨの放出を優先していた。カスティーヨが2027年に180イニングへ到達した場合、2028年の2500万ドル(約39億4000万円)の契約延長が自動的に有効となる。
カスティーヨの市場は、リーグ最低年俸の80万ドル弱(約1億2600万円弱)でプレーし、2030年まで球団保有権が残るハンコックよりも限られていたと考えられる。
マリナーズはカスティーヨかハンコックのどちらか一方を放出する方針だった。2021年終盤に再建期を脱して以降、先発陣からの選手放出を一貫して避けてきた球団にとって、大きな方針転換でもあった。
ただ、球団有望株2位のケイド・アンダーソン(22)が早ければ2027年に先発陣へ定着する見込みで、プレーオフ進出を目指す戦力として、それ以前に昇格する可能性もある。球団有望株3位のライアン・スローン(20)も順調に成長しており、マリナーズはメジャーの先発投手層を活用し、他の補強箇所を強化する考えだった。
