マリナーズのエース右腕、ウーがALCSから復帰へ

ALDS第5戦の死闘の影響は大きく、第2戦の先発は未発表

October 12th, 2025

ブライアン・ウーが戻って来る。マリナーズは12日(日本時間13日)から行われるア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)を前に26人のロースター(出場選手登録)を発表。レギュラーシーズンではエースとして活躍しながら、胸筋の負傷で地区シリーズ(ALDS)のロースターから外れたウーが新たに登録された。

しかし、まだウーは万全ではない。情報筋によれば、まだ胸筋の炎症からの回復に努めており、シリーズ序盤は投球できない見込みだ。ただ、シリーズ後半から大きな力になれるかもしれない。

ダン・ウィルソン監督はウーが13日(同14日)にライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板すると明かした。

「かなり調子が良くなってきている。このシリーズが進むにつれて、ウーが登板の機会を得られることに期待している」

また、ウィルソン監督は第2戦の先発投手を発表せず、第1戦の投手起用によって決断すると述べた。タイガースと戦ったALDSの第5戦では延長15回の死闘を繰り広げ、先発投手のローガン・ギルバートとルイス・カスティーヨもリリーフ登板した。さらにブルペン陣も10回以上投げたとなるとなおさらだ。

第1戦に先発するブライス・ミラー(そしてALDS第5戦に先発したジョージ・カービー)を除けば、ギルバートとカスティーヨはALCS第1、2戦先発の筆頭候補だった。ギルバートはALDS第5戦で3回途中33球を投じた一方、カスティーヨは1回1/3と比較的負担が軽く、第2戦の先発もありえる。

「あの試合(ALDS第5戦)で投げた数人の選手にも、その言い分は当てはまるだろう。だからこそ、きょうはあすに向けて何をするかを具体的に考える日だ」とウィルソン監督は語った。

疲弊する投手陣でALCSを突破するには、やはりウーの投球が欠かせない。

ただ、ウーは10日(同11日)にもブルペンに入ったが、最後まで投球の強度を上げているようには見られなかった。それでも、ウィルソン監督は「ウーは着実に進歩し、私たちが期待していたいくつかのマイルストーン(チェックポイント)を達成した。前回のブルペンでは調子も良く、球速も期待通りだった」と、ウーの回復状態に満足していることをアピールした。

ウーを登録するため、マリナーズは野手を減らすことを決断。投手13人、野手13人のロースターでALCSに臨む。

ALDSは登録されていた好守の三塁手ベン・ウィリアムソン、左打ちの一塁手兼外野手ルーク・レイリーの2人がALCSのロースターから外れた。さらにウーとともにALCSから新たにユーティリティのマイルズ・マストロボーニが登録された。マストロボーニは8月上旬以降、MLBでは1試合しか出場していないが、複数ポジションを守る守備力と走塁力を売りとする。試合終盤に向けたベンチ要員としてうってつけの選手だ。

また、新人キャッチャーのハリー・フォードは引き続きロースターに登録された。正捕手カル・ローリーと控えのミッチ・ガーバーが負傷した際の保険になることはもちろん、試合終盤でガーバーを代打で使いやすいメリットもある。