過去と今をつなぐ特別な色のスローバック・ユニフォーム

12:15 AM UTC

ここ1か月にわたるSNSでの”匂わせ”を経て、マーリンズは7日(日本時間8日)、今季の日曜のホーム戦で着用するスローバック・ユニフォーム(Throwback Uniform:昔を思い出させるようなデザインのユニフォーム)を発表した。最大の特徴は、球団初期の象徴的な色でもある、ティールカラーだ。マーリンズの「過去・現在・未来」をつなぐようなデザインとなっている。

「まさに世代をつなぐ架け橋だと思います。ファンの皆さんに対しても、マーリンズという球団全体を祝福している、という強いメッセージになるはずです」と、チーフ・ブランド・オフィサーのアレックス・パーカーは語った。

「私たちはマイアミ・マーリンズであり、これが私たちのブランドです。未来に対してワクワクし、誇りを持っています。あのティール色は多くの人にとって特別な意味を持つんです」

昨年7月に現職へ就いたパーカーが、ファンアンケートを精査し始めた際、すぐに明らかになったことがあった。多くの人にとって、マーリンズへの愛情や最初の記憶には「ティール」が必ずと言っていいほど結びついていたのだ。

その一人が、“ミスター・マーリン”ことジェフ・コナインの息子である外野手グリフィン・コナインだ。

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「そのために、この白とティールのスパイクを用意したんだ。これを見れば、僕がどれだけあのユニフォームを着るのを楽しみにしているか分かると思う」とグリフィンは語る。

「昔、それが当たり前のように使われていた時代からチームを見てきたので、個人的にはすごくノスタルジーを感じる。今年、それを復活させてくれて本当にうれしい」

球団の原点を振り返る動きが勢いを増したきっかけの一つが、8月にワールドシリーズ制覇監督のジャック・マキオンがマーリンズ・レジェンズ殿堂入りのため球場を訪れた際の言葉だった。彼は、粘り強い2025年のチームが、2003年の優勝チームを少し思い起こさせるとファンに語っていた。

マーリンズはMLBおよびファナティクスと協力し、球団のレガシーを称えるスローバック・ユニフォームを制作した。特徴的な要素は以下の通りである。

  • ティールを基調色に採用:1993年に登場した初代フロリダ・マーリンズのユニフォーム、そして南フロリダにおける球団のアイデンティティを確立した時代へのオマージュ。
  • 「Always Marlins」の文字:胸元に配され、球団の歴史のすべての章を通じて、マーリンズという名称とアイデンティティが一貫してきたことを強調している。
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  • レガシー・マークのパッチ:フロリダ・マーリンズ時代のパッチを採用し、球団の原点を称えるとともに、現役選手たちが誇りとして身に着ける象徴となっている。
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  • 現代的な技術とクラシックな精神の融合:最新の仕立てと技術を取り入れつつ、球団の歴史に根差した普遍的な美しさを表現している。

なお、1990年代にティール色が球団の象徴的カラーとして親しまれていた一方で、実際にマーリンズがこの色のジャージを着用していたのは、1993年から94年にかけての打撃練習用ユニフォームに限られていた。

「球団の歴史の中で、ピンストライプがいかに強い存在感を放ってきたかに着目しました。そこからパンツのデザインが生まれたんです」と、パーカーは語る。

「オリジナルのマーリンズ・ブランドにティールのピンストライプを加え、そこに黒のキャップを合わせています。2003年のブラック、オリジナルのティール、そして両者を結び付けるピンストライプ。その絶妙なミックスになっています。さらに、『Fightin' Fish』という当時のスローガンも組み合わせています。これも同じで、過去と現在をつなぐ役割を果たしています」

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この特別なユニフォームは、監督2年目を迎えるクレイトン・マッカローにとってもふさわしいものだ。2025年に若いチームを期待以上の成績へ導いた後、チームが2026年にさらなる飛躍を遂げることへの期待が高まっている。初めて新しいスローバック・ユニフォームに袖を通したマッカローは、1990年代初頭、マーリンズ、NBAのシャーロット・ホーネッツ、NHLのサンノゼ・シャークスの影響でティール色が流行した、10代だった頃に一気に引き戻されたという。

「自分が“ミスター・マーリン”になったような気分だった」とマッカローは笑顔で語った。

「少しタイムスリップしたような感覚でした。ユニフォーム全体がとても伝統的な雰囲気でしたから。そこに少し華やかさや大胆さが加わったんです」

エース右腕サンディ・アルカンタラにとって、マーリンズのスローバック・スタイルは初めてではない。2018年と2023年にも異なるバージョンを着用してきた。そして2026年版を身にまとった後、ファンも共感しそうな率直な感想を口にした。

「これを復活させるべきだし、週に1試合だけじゃなく、もっと着てプレーしないといけないよ」とアルカンタラは語った。

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マーリンズのティール・ジャージおよび関連のスローバック・グッズは、3月27日の開幕戦(本拠地でのロッキーズ戦)から、ローンデポ・パーク内のマーリンズ・チームストアで購入可能となる。チームは、その2日後の試合(東部時間午後1時40分開始)で、このユニフォームを初披露する予定だ。