103.4マイル(約166.4キロ)!? ミラーが27回2/3無失点を継続

1:30 AM UTC

メイソン・ミラー(27)の支配的な投球は、登板を重ねるごとにすさまじさを増している。

9日(日本時間10日)、ペトコパーク。ミラーはわずか10球で対戦した3人をすべて三振に仕留めた。その後、延長12回にザンダー・ボガーツ(33)がサヨナラ満塁本塁打を放ち、パドレスは7―3で勝利した。

九回を無失点に抑えたミラーは、昨年8月から続く連続無失点記録を27回2/3まで伸ばした。これは現在メジャーで継続中の記録としては最長で、クレイ・メレディスが持つ球団記録まで「あと6イニング」に迫っている。

ミラーはアスレチックス時代から過去数シーズンにわたりメジャー屈指の守護神として君臨してきた。だが、今季の圧倒的な投球は、さらに別次元の領域に達している。

ミラーは今季21打者と対戦し、そのうち16人から三振を奪っている。安打を許したのはわずか1本。奪三振率76.2パーセントは、少なくとも1900年以降でシーズン最初の6試合に登板した投手で最高記録だ。2023年のホセ・アルバラード(30)や21年のアロルディス・チャップマン(38)を超えている。

「ただ、良い(球種の)ミックスができていると感じています。ストライクを取るスライダー、振らせるスライダー。チェンジアップもいい。役割をこなしています。速球もいいですね。時には、ただ調子が良いだけのときもあります」

剛腕は、謙虚に振り返った。

控えめに言っても、それでは表現が足りない。調子が良いどころではない。ミラーはほぼすべての打者から三振を奪っている。速球が良いばかりではなく、当たり前のように100マイル(約160.9キロ)を連発している。九回2死、エセキエル・トバー(24)を空振り三振に仕留めた103.4マイル(約166.4キロ)の剛速球は、パドレスの投手がレギュラーシーズンの試合で奪った三振で史上最速を記録した。

パドレスの投手が三振を奪う際に記録したこれ以上の球速は、昨季のナ・リーグ・ワイルドカードシリーズでミラーが外角へ投じ、カーソン・ケリー(31)を仕留めた1球。今や伝説となっている104.5マイル(約168.2キロ)の剛速球しかない。

パドレス史上2人しかいない「イマキュレート・イニング(1イニング9球での3者連続3球三振)」の記録を持つミラーは、その快挙に限りなく近づいた。最初の7球はすべてストライクだったが、ウィリー・カストロ(28)が胸元の高さの速球を見送った。この夜、ミラーが投じたボール球はこの1球のみだった。

イニング終了後、クレイグ・スタメン(42)監督は、ミラーがベンチに戻ると延長10回の続投を志願したと明かした。しかし、前日の8日(日本時間9日)に遠く離れたピッツバーグでも同様に圧倒的な投球を披露していたため、この回限りでの降板となった。

「チームには長期的な目標があり、ミラー個人に対しても長期的な展望を抱いている」とスタメン。「このシリーズを通してミラーが登板できる状態を保ちたい。起用法に関しては、賢明な判断を下す必要がある」と長いシーズンを見据えた。