オールスター直前とされていたマット・チャップマンの復帰が早まりそうだ。
ジャイアンツの主砲は金曜、3Aサクラメントで「2番・三塁手」で出場し実戦復帰。順調にいけば、翌日のアスレチックス戦で一軍復帰を果たす可能性が高く、実現すれば6月8日の右手捻挫による離脱以降、約1カ月ぶりの実戦復帰となる。
ボブ・メルビン監督によれば、チャップマン本人はマイナーでのリハビリ出場を省略したがっていたという。しかし球団としては1カ月のブランクからいきなり復帰させるよりも、一度マイナーで試合に出て感覚を確かめる方が良いと判断した。
「少し説得が必要だった。本人はすぐにでも戻りたがっていたが、1カ月も空いたわけだからね。実戦で打席に立って、翌日の状態を見たかった。明日には合流する見通しだ。説得に時間はかからなかったよ。彼も1試合くらい出た方が良いと納得してくれた」とメルビン監督は語った。
32歳のチャップマンは、離脱前までに65試合に出場し、打率.243、OPS.812、12本塁打と安定した成績を残していた。先月、けん制球を避けようとして右手を痛めたが、今週アリゾナでの打撃練習や高速マシンを使った打撃調整では感触が良好だったという。ただし、指揮官は試合勘を取り戻すのに時間がかかる可能性があるとコメントした。
「懸念は打席での感覚だ。でも彼は非常にエネルギッシュで、チームの心臓のような存在。できるだけ早く戻ってきてほしい。戻ってすぐに調子が出るかは最初の何打席か次第だ。ヒットが出て波に乗れればいいし、そうでなければ少し時間がかかるかもしれない」
また、チャップマンは今後の走塁中のけが予防として、『オーブンミット』と呼ばれるベースランニング用の保護グローブを装着することも検討しているという。
「今回のケガで意識が変わったようだ。走塁が非常にうまくて、積極的に一塁から三塁、二塁から本塁を狙える選手。それだけに、予防策としては理にかなっていると思う」
なお、左手の炎症で離脱しているケイシー・シュミットも順調に回復しており、土曜から3Aでのリハビリ出場を開始する予定。最短で月曜には戦列復帰が可能だ。
チャップマン、シュミット、さらに左ハムストリングを痛めているクリスチャン・コスと三塁を守れる選手が不在の中、ジャイアンツはこの日、新加入の内野手セルジオ・アルカンタラを三塁で起用した。
28歳のアルカンタラは前日に3Aから昇格。2022年にダイヤモンドバックスとパドレスで93試合に出場して以来、約2年ぶりのメジャー出場となった。
